始まりは妹から

ブログって、良いなあと思います。
思いついたときにすぐ書けて、書きあがると同時に配信される。それが人々の目に触れるか触れないかはこの際置いておいて、僕にとっては貴重な場です。
ポイントは、配信されるという点。書くだけならノートでもできますが、それだとあくまで自分が自分のために書くものになってしまいます。それだとどこか物足りません。仮に、ノートに書くとするならば、それは下書きでなければならないと僕は思っています。自分の生み出す文章の多くは、最終的には人の目に触れるかたちにしたいと思っているのです。
人に見せるということは、人に伝えるということです。そのためには順序が大切です。1と2を飛ばして3から話し始めては、他人には分かりません。その「3から話し始めたのでは伝わらないんだ」ということを知るためにも、やはり人に伝える文章を書くべきなのです。
……どうも、遅ればせながら僕です。
書くことを全く考えていない状態のままPCの前に座ったら、何やら上のような文章が完成しました。
我ながら、間違ったことは言っていないとは思うのですが、しかし皆さん、お気づきでしょうか。「ブログはいいもの」という主題で書き始めたはずなのに、いつの間にか「文章は伝えることを想定して書くべきである」というものにすり替わっていますよね、上の文章。
これ、僕が無意識によくやるやつです。本当に思いつくまま書いていくと、本来話したかったことから少しずつずれていくんですよね、不思議と。そして、大幅にずれたところでそれに気付いて、「話がそれました」と強引に戻す。ここまでテンプレです。
どうしてこうなるのか。それはつまり、準備をしていないからです。自分がこの文章において何を伝えるのかを最初に明確にしておかないから、そこに行き着けなくなるということですね。
これは問題です。リラックスして書いているこうした記事なら良いんですが、特に小説になると問題です。
書いていくうちに本来書きたかったものと話が変わっていってしまうわけですからね。結果として、「あれ、こうなるはずじゃなかったのにな。えーと、続きどう書けばいいんだ?」という「思い付きの先の行き止まり」に辿り着いてしまい、続きが書けなくなるわけです。
……はい、つまりそれが『迷へた』を凍結している今の僕の現状ですね(苦笑)
書いていって書いていった結果、何が書きたかったのかすら分からなくなる完全な迷子。最悪は書き直そうと思っていますが、いや、今回そのことはさておき。
そうならないために、実は今、ひとつお話をちゃんと練っています。
短いお話です。ショートストーリーです。テーマは「梅雨と風邪と妹」。妹ということで察した方は、多分今思われた通りですよ。そう、那都葉のお話です。
文章を意識して書くようにしたからか、頭の中で那都葉が「そろそろ書こ?」とアピールしてくるようになってきました。だから、それを書きます。短い話とはいえ書くとなると時間がそれなりにかかるものなので、数日中にできるか微妙なところですが、締め切りは6月30日のつもりです。
久々にお話を書くので、それこそ本当に文章力に不安があるのですが、きちんと準備して書こうと思います。
那都葉ファンの皆様は、お楽しみに。
それでは、また。
……にしても、本当に僕の創作意欲は那都葉からわいてくることが多い。那都葉、本来メインヒロインなわけでもないんですけどね(笑)

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