どうもこんばんは、ふぁいんです。
タイトルのとおりですが、今回はマーダーミステリー「狂気山脈 陰謀の分水嶺」についての記事を書きたいと思います。
そもそもマーダーミステリーとは
マーダーミステリーとは、「ミステリー」の名のとおり、推理をして真相を解き明かしていくことを目的とした遊びです。
参加者が探偵役や容疑者役となり、物語の中で起きた「殺人事件」の真相を解き明かす推理ゲームとなっています。
今回遊んだ「狂気山脈 陰謀の分水嶺」は、そんな数ある物語のひとつ。
推理小説を想像すれば分かりやすいですが、当然ながら「1回遊ぶと真相が分かる」ことになりますので、人生で一度しか遊べないゲームとなっています。
ということで、ご注意を。
本記事は、シナリオ「狂気山脈 陰謀の分水嶺」のネタバレを含んでいます。
私ふぁいんの目線から、あの時どう考えていたのか、どうしてこういう行動を取ったのかを書いている他、全てが終わった後だからこそできる情報整理までおこなっておりますので、本記事を読んでしまいますと本シナリオの「真相」が分かることになってしまいます。
そうなると二度とこのシナリオで遊ぶことができなくなってしまいますので、未プレイの方、今後プレイ予定のある方は閲覧されないように強く勧告いたします。
既プレイの方、完全に「見る専」の方のみ、お楽しみください。
それでは、どうぞ(水色の「続きを読む」ボタンをクリックで表示されます)
続きを読む本編動画
GM視点(LiLi枠)
PL視点(たけのこ枠)
今回、上記ふたつの配信枠でプレイの様子をお届けしております。それぞれ見てから本記事を読んでいただくとより状況が伝わりやすいと思います。
ただ、いずれも5時間超えの配信となっておりますので、見るのがしんどいという気持ちはよく分かります笑
よって、この記事だけでも内容が分かるように書かせていただくつもりです。お忙しい方は記事を読みつつ、「ここよく分かんないな?」という箇所だけ配信アーカイブでお楽しみいただいても良いかもしれません。
ただ、ぜひぜひどちらのチャンネルも「チャンネル登録」していただけると嬉しいです(露骨な宣伝)
あらすじ
今回遊んだ「狂気山脈 陰謀の分水嶺」のあらすじは以下のとおりです。
(元々用意されているプロローグをさらに要約しています)
近年南極大陸にて発見された標高1万メートルを超える大山脈――通称「狂気山脈」。
その山脈の謎に挑んだ第一次登山隊は、見るも無惨な遺体で発見された。
単なる事故死とも思えないその状況を調査すべく、各分野のプロフェッショナルを結集した調査隊が新たに結成されることとなる――メンバーは、
隊長、登山家、記者、調査員、医者、教授
の6名だ。
早速調査に乗り出した調査隊は、苛烈な気候条件の中、なんとか標高5,000mに到達する。しかしそこで隊を待ち受けていたのは猛烈な吹雪。彼らは一晩足止めをくらうこととなった。
そして一夜明けた翌朝。
登山家、記者、調査員、医者、教授の5名は、変わり果てた隊長の死体を発見する――
ということで、「隊長を殺した犯人は誰か」を探すのが今回のシナリオの目的です。
隊長を除いた5名の調査隊員たちは、山脈の各所や各々の所持品を調査しながら、真相解明を目指していくことになります。
……が、最初に言ってしまいましょう。
今回の犯人は私です笑
医者について
マダミスでは、各々の配役を決めた後に、各キャラの設定をまとめたキャラクターシートが配布されます。
私は今回「医者」役だったのですが……ええ、そこにばっちり書いてありましたよ。「あなたは事件の犯人である」と笑
そして同時に、私(医者)が今回目指すべきミッションが課されました。
- 新たに “脳缶” を作る
- 友(隊長)の記憶を辿れる物品を2つ入手する
- 生還する
「脳缶」とか言う意味の分からない単語がありますが、それを知るためにも、まずは私(医者)の詳細なバックボーンからご説明しましょう。
私(医者)は、界隈では名の知れた「脳神経学の権威」であり、隊長とは学生時代からの友人です。その経歴と関係性から、隊長から直々に「第一次登山隊」について相談を受けていました。
いわく、彼は「死体から記憶を取り出したい」とのこと。脳神経学の知見から、「取り出す方法はないか」と打診してきたわけですね。
もちろん、そんなことは容易ではありません。ただ、一方で私(医者)にはこんな思惑もありました。
- 狂気山脈に挑んだ登山隊が亡くなり、その中に「首のない死体」があったという話を耳にしており、興味がある
- 特に興味深いのは、「首のない死体」の断面が異常なほど綺麗であり、優秀な外科医の手術でもこうはならないという点である
- この異常性には今のところ私しか気付いておらず、願わくば「あの時何があったのか」を現地でより詳細に調査したい
そこで私(医者)は渡りに船とばかりに隊長の話に乗ることにし、今回の「調査隊」に、フィジカル、メンタル面のケア要因として参加することになりました。
ここまでが、「バックボーンその1」です。
……で、話を戻して脳缶ですよ。
こちらは「バックボーンその2」、医者が友人でもある隊長を殺害するに至った理由に関わってきます。
調査隊が何とか標高5,000mに到達したその夜、私(医者)は隊長のテントを訪れていました。
友人として以前から隊長の健康相談にも乗っていた私(医者)は、隊長が「高所に弱い体質」(おそらく、めちゃくちゃ重篤な高山病にでもなるのでしょう)ということを把握していたため、標高5,000m時点ですでに体調が悪そうに見えた隊長(ダジャレではない)を心配して彼のテントにやってきたのです。
案の定体調は、意識も朦朧として呼吸も浅く、明らかに異常な状態。そこで、すぐに処置を始めようとした私(医者)は、処置に使えそうな布はないかと隊長の荷物を漁りました。
そんなとき、見つけてしまったのです。
見慣れない【銀色の筒】――そしてその中に保管されている【人間の脳】を。
そう、この【脳が入った銀色の筒】こそ【脳缶】です。
私(医者)は不思議と瞬時にその使い方を理解することができました。理屈は不明ですがこの缶は、生きたまま人間の脳髄を抜き取ることができます。
そしてそれを理解したと同時に、むくむくと、とある欲望が強く湧き出てきました。
これを使うことで、魂の所在を明らかにすることができる、明らかにしたい! と。
実は私(医者)は、脳神経の研究をする中で、とあることを研究テーマに据えていました。
それこそが「魂の所在」。精神の由来であるだろう「脳」を扱う医者であるがゆえに、本当に精神は脳にあるのか、魂と呼べるものがあるのではないのかという興味を強く持っていたわけですね。
私(医者)は、脳缶を手にした瞬間から、その欲求が抑えられなくなっていました(キャラクターシートいわく【発狂状態】)。なぜならば、「何者か」がどこからか頭の中に入り込んできたような感覚があり、不思議な声が彼を突き動かすように語りかけてきたからです。
「魂の所在を知りたくないか? それを手に取れ。答えはそこにある」
私(医者)はその声に従うようにして、脳缶を隊長に使用しました。そして、脳が抜かれてもなお生きている隊長を不憫に思い、治療のために持ち込んでいたメスを使って隊長を殺害したのです。
……これが私(医者)の抱えるバックボーンの全てです。
つまり、前述した3つのミッションはこうなります。
- 新たに “脳缶” を作る⇒誰かに【銀色の筒】を使用して脳缶を作る
- ただし、相手が無抵抗でないと使用できないとの注意書きあり
- 友(隊長)の記憶を辿れる物品を2つ入手する⇒脳缶を持ち帰って研究するつもりだが、生前の隊長の記憶、記録が何かあったほうが研究精度が上がる。何か探そう
- 生還する⇒この過酷な環境から生きて戻らねば研究できない
なお、脳缶を作るために必要な【銀色の筒】ですが、さすがに隊長が亡くなった状況で、脳髄が入った筒を自分が持っていると怪しすぎるため、隊長の荷物の奥に隠しました。つまり手元にありません。
代わりに、頭の中の不思議な声に従って、隊長が持っていた【ペンデュラム】(ダウジングなどで使用する振り子)を手に取ります。頭の中の声は言いました。
「【薄明石】を手に、山頂に至れ」
私(医者)は、まだ見ぬ【薄明石】なる石を探して山頂を目指すことにもなりました。
「医者」の目標・ミッションまとめ
- 「魂の所在」を明らかにするため、誰かから脳髄引っこ抜いて脳缶作っちゃうぞ!
- 研究精度を上げるため、隊長にまつわる記録も集めるぞ!
- 研究するために、とにもかくにも生きて帰るぞ!
- 【薄明石】なるものを見つけて山頂に行くぞ!
ちなみにお気づきかと思いますが、「隊長殺しの犯人だとバレない」という目標はありません。
この時点で私(ふぁいん)は、「最悪バレてもいいなら結構大胆に動けそうだし気楽でいいかも」と思っていました(フラグ)
探索:前半パート
(タイムスタンプ:LiLi配信 1:01:15あたり~)
このシナリオは基本的に、「ソロ調査」ターンと「バディ調査」ターンに分かれています。
「調査」とは、情報の書かれたカードをめくって中身を確認していく作業です。調査項目となるカード(各々の持ち物や、山自体の探索カードなど)が盤面に配置されていますので、1人ずつ順番にカードをめくっていくことになります。
「ソロ調査」ターンはその名のとおり、自分1人で調査を行うターンです。自分がカードを選択し、中身を確認するのも自分1人です。
一方「バディ調査」ターンは、相方と一緒に調査を行うターンです。自分の手番が来たら相方となる人を指名し、その人と一緒にカードをめくります。例えば私(医者)の手番に「登山家」を指名すると、私(医者)は登山家と一緒に調査を行います。めくるカードは手番が来ている私(医者)が決めますが、めくったカードに書かれている内容は相方と共有します。そして、共有後そのカードは私(医者)の持ち物になります。
前半パートでは、「ソロ調査」と「バディ調査」をそれぞれ交互に2回ずつ、計4回行いました。
カードには「標高」の概念があり、到達している標高のカードしか選択できないというのが面白いところで、誰かの情報を得るか、山を登るかの駆け引きが面白いところでした。
①ソロ調査:1回目
(タイムスタンプ:LiLi配信 1:09:40あたり~)
私の目的は言わずもがな、隊長の持ち物に含まれているであろう【銀色の筒】を手に入れることと、【薄明石】を手に入れることです。
よって、できればまずは、所在が明らかである隊長の持ち物を調査したいと考えていました。幸いにも私は医者ですので、検死などができるのも私だけでしょうから、被害者である隊長について詳細を知ろうと動くのは不自然ではありません。
が、残念なことに行動順は登山家⇒教授⇒調査員⇒記者⇒医者ということになってしまい、私の番は最後。序盤は調査できる範囲も限られているということで、隊長について調べられるかは運次第でした。
そして、一瞬でその希望は砕かれます笑
やはり殺人が起こっていますので、被害者に意識が向くのは道理。初手の登山家にあっさりと被害者の情報を奪われてしまいます。そしてその後も、次点として気になっていた山の探索カードが取られてしまうなど、しっかり最終手番の洗礼を受けました笑
結局私が手にしたのは、「調査員」の5,000m級カード。「ロープ」ということで、正直どうでもいいと思えるカードでした。だって、過酷な登山だもの。ロープくらいあるよね、というのが所感です。
他のメンバのカードも私(医者)にとっては大した情報でなく、唯一の救いは登山家の入手したカードが【銀色の筒】ではなかったことくらいです。
②バディ調査:1回目
(タイムスタンプ:LiLi配信 1:21:00あたり~)
続いてのバディ調査は、正直どう動くべきか分からないというのが個人的な思いでした。
何しろこのバディ調査には、相方がいます。そのタイミングで隊長の持ち物を調べてしまうと、見るからに怪しい【銀色の筒】を私(医者)が入手したことがバレてしまいます。不思議な声を聴いている自分以外にこの筒の価値が分かるとは思えませんが、見るからに怪しい物な以上、公開せずに秘匿しておくというのも難しいです(補足:自分が入手したカードは、自分の判断で全体に公開することも、秘匿しておくこともできます。しかし、情報を得たのに秘匿するのは自身が疑われる要因にもなってしまうため、いくら犯人バレしてもいいとはいえ、なるべく避けたいことでした)。
よって、とりあえず何か適当に調べようと判断。
記者のターンに私(医者)へのご指名が入って一緒に調査などもしましたが、無難に話を合わせつつ過ごしました。
結局私のターン(教授と調査)で入手したカードは犯行現場に関するものだったので、他殺と判定できる材料が増えただけで、犯人の私にとってはあまり意味がなかったですね(すでに刃物のようなもので隊長が殺されたことは示されていたので、今さら他殺であることを隠す必要も感じませんでした。最悪バレても問題ないですしね)
③ソロ調査:2回目
(タイムスタンプ:LiLi配信 1:55:15あたり~)
さて、ソロ調査の2回目です。今回も目指すところは先ほどと変わらず、隊長の持ち物にあるだろう【銀色の筒】なわけですが、この時点で登山が進んでおり、全部で3つある隊長の持ち物のうち、残り2つはどちらも調査可能な状態でした。
できればどちらも調べたい! と思っていた私(医者)ですが、案の定、被害者への興味は強く、調査員に6,000m級のカードを奪われます。
が、幸いにして残り1枚は残ったため、7,000m級のカードを手にすることができました。そしてこれが無事、【銀色の筒】のカード!
行動順が最後にも関わらず、運良く目的のものを入手することができました。内心ガッツポーズです。が、もちろん表には出さないよう平静を装いました笑
あとは、これをいかに秘匿するかです。秘匿できそうもなければ、グロいので黙っていた、脳が専門なので持ち帰ろうと思っていたとでも言い訳しようと決めつつ、相談パートへ。
とりあえず黙っていると、意気揚々と皆さんが話し始めてくれたのでそれに任せることにしました。結果的にそれは大成功で、自然に時間切れとなって公開を免れることに成功します。ただし、1点、気になる情報が出てきました。
隠された手記
著者不明。
闇に蠢く “彼ら” は、自分たちの存在に光が当たることを恐れる。
“彼ら” は利用する人間を選別し、密談を誘いかける。そして十分な時間をかけて相手の心を覗き込むのだ。
他の人にはなんのこっちゃだったと思いますが、犯人であり、不思議な声を耳にしている私(医者)には引っかかる情報です。書き方からして何か超常の存在っぽい “彼ら”。
もしや、この声の主と関係があるのでは?
むしろこの声の主が “彼ら” なのでは?
と思いました。
もちろんそうと決まったわけではありません。が、その他にも出てくる「狂気」にまつわる情報を見るに、その狂気に “彼ら” が関わっているのではという推測は不自然ではありませんでした。そして何より、自覚のある己の【発狂状態】。これこそまさに「狂気」に違いなく、私(医者)の中では、
“彼ら” = 光に弱い?
の式が成り立ちました。
となれば、この声に従って動いている身である以上、”彼ら” の安全は保証しておくべきでしょう。
「光は避けなければ」と思いました。
そして思い出します。先ほどのバディ調査1回目で、記者に呼ばれて共同調査をしたとき。
記者が入手していたのが、強力な光を放つ【ヘッドランプ】だったことを。
どうでもいいと思っていたアイテムが急に重要なアイテムへと変わった瞬間でした。
さらに、最初のソロ調査で教授が見つけ、全体公開してくれていたアイテム【デジタルカメラ】にも強力なストロボが搭載されていたことを思い出し、この2点のアイテムは警戒アイテムとなりました。
正直、【銀色の筒】を隠す件もあるのに、急に考えることが増えたぞ、と、ちょっと頭を抱えました。
使われないためには、譲ってもらい、自分のものにするのが一番です。しかし、【ヘッドランプ】は登山用品だし、【デジタルカメラ】は元々記者のものであることが分かっているし、医者が欲しがる理由が思いつきませんでした。
④バディ調査:2回目
(タイムスタンプ:LiLi配信 2:05:50あたり~)
名案が思いつかぬままバディ調査の2回目へ突入。
本当はここで、記者か教授にライトかカメラの件を打診できればいいのですが、何も案が浮かんでいない以上、変に触れて疑われるのも嫌です。
登山家に誘われて山脈の頂上に行き着きますが、正直綺麗な景色などどうでもよく、自分のターンにどうしようかだけを考えていました。
すると、ここで、全く別の方向から閃きが降ってきます。
【銀色の筒】を手に入れたし、ここで登山家に使用して脳缶をさっさと作ってしまうのもありなのでは、という閃きです。
綺麗な景色に見とれているうちに不意打ちで登山家に使うとかできないかな、と思いました。
早速、裏でGMにチャットします。
が、残念なことに「調査中は無理」との回答が。
二人きりになれるのはバディ調査のときくらいなのに、じゃあいつ使うねん! と思いながら、無難に登山家の相手をしました笑
そして次は、調査員に指名されての調査へ。
実は調査員にはひとつ用事があって、調査員が確保済みの【手帳】が欲しいなと思っていました。
この手帳、隊長が生前に使用していたもので、隊長がだんだん狂気に染まっていく様子が見て取れるというアイテムでした。私(医者)はミッションとして、隊長にまつわる記録を集める必要がありましたから、これはぜひとも欲しいアイテムです。
早速私は、調査員との交渉を試みました。これまで伏せていた「隊長と実は以前からの知り合いである」という情報を出しつつ、脳神経医として生前の状態を調べたいので、などと理由をつけて、【手帳】を譲ってもらえないか打診します。
結果として、あっさりと調査員は承諾してくれました。特に交換条件も提示されず、シンプルに譲渡してくれるという気前の良さ。
おかげで、集めるべき記録は残り1つとなりました。ありがとう調査員! この時点で私の調査員への好感度は爆上がりでした笑
最後は私のターンです。
しかしながら、未だ記者と教授との交渉材料は思いついておらず、このターンをどう使おうか非常に悩みました。
が、ここでまたも天啓が。先ほど【手帳】を手に入れたことで「記録」に気が向いたおかげか、そういえば自分の持参物の中に【診察メモ】があったことを思い出します。
これは、医者である私が友人である隊長を診察した記録であり、もしかするとこれも手に入れるべき物品なのではと思いました。しかしながら、この「狂気山脈」では、ルールとして自分の持参物を自分で調べることはできません(殺人犯かもしれない奴が自分の荷物を漁るのは、証拠品の処分などを行うかもしれないし良くないという理由)。
そのため、私(医者)が私の【診察メモ】を手に入れるためには、誰かに協力してもらう必要がありました。
そこで私(医者)は、協力者として登山家を指名しました。
さっきまであんなにどうでも良かった登山家ですが、今では素晴らしき相棒です。なぜなら、私は【ロープ】という登山道具を持っています。「もしかしたら、これで釣れんじゃね?」と思いました笑
しかも登山家は行動順が一番。もし協力してくれるなら、この次のソロ調査で確実に私(医者)の持ち物を調べてもらうことができます。すでに私(医者)の持ち物は3つ中2つ確保されてしまっていましたが、どちらも全体公開されていなかったため、【診察メモ】がどこにあるかが分かりません。とりあえず1つだけでも何なのか分かるのは非常に大きいと期待しました。
――目論見は的中。まんまと登山家が釣れました笑
このターンの調査で新たに【ピッケル】を手に入れたこともあり、そのふたつで交渉すると、無事に交渉成立。次ターンで私(医者)の持ち物を調査してくれるように依頼できました。
未だ「光」対策は浮かんでいませんが、ひとまず順調だなと内心でほくそ笑みました笑
休憩:⑥ホワイトアウト
(タイムスタンプ:LiLi配信 2:52:30あたり~)
前半パートが終わって(実は④バディ調査のあとに⑤全体会議がありましたが割愛します)、ホワイトアウトという名の休憩タイム。
ただの10分休憩かと思いきや、ここで「追加情報」が全員に配られると言います。
なんだろう、と思っていると、私のもとにこんな情報が届きました。
追加ハンドアウト(要約)
- 隊長とおぼしき人物の記憶。隊長もまた「声の主」に操られており、次が私(医者)だったようだ
- だが、私(医者)の中からも「声の主」がいなくなった
- 依然として発狂は続いている
- 【ペンデュラム】を失う
- 【電撃発生装置】を失う
- 【薄明石】を持って頂上に行く必要がなくなった
- 隊長殺害の犯人だとバレてはならない
は?
……青天の霹靂というやつでした。
声の主がいなくなったって? あと犯人バレNG?
見事にフラグを回収してしまいました笑
というか、【電撃発生装置】なるものの存在を完全に忘れていました。もしかすると、これを使ってあのとき登山家を気絶させれば、ある意味「調査中」ではなくなり、脳缶が作れたのだろうか、との後悔の念が押し寄せます。
が、失ってしまったので時既に遅し。この瞬間、私は脳缶作成を完全に諦めました。
代わりに、記録集めと、生還、そして犯人バレ防止を目指して動くことにしました。
「医者」の目標・ミッションまとめ(修正版)
「魂の所在」を明らかにするため、誰かから脳髄引っこ抜いて脳缶作っちゃうぞ!
⇒諦め- 研究精度を上げるため、隊長にまつわる記録も集めるぞ!
⇒これは頑張る - 研究するために、とにもかくにも生きて帰るぞ!
⇒これも頑張る 【薄明石】なるものを見つけて山頂に行くぞ!
⇒犯人バレ防止に方針転換
探索:後半パート
後半パートは、実施内容は前半と同じですが、「ソロ調査」が2回、「バディ調査」が1回の計3回に変わります。
また、最後のソロ調査のあとに「最終会議」があり、ここでも1人あたり2分、密談の時間が取れるようです。
いよいよ佳境に迫る中、これまでとは行動指針が変わってしまった私。何をどう考えたのか、引き続き書いていきます。
⑦ソロ調査:3回目
(タイムスタンプ:LiLi配信 3:13:55あたり~)
このタイミングでは、正直まだ混乱の最中におりました笑
一体どう動くのが正解なんだ、という中で、しかし一旦心を落ち着けて、目先の希望を思い出します。
そう、協力者たる登山家からの情報提供です。
わくわくしながら見守っていると、行動順第一位、絶対に私(医者)の所持品を調査できるはずの登山家様は満を持してこう言いました。
「9,000mの②で」
……は?
まさかの裏切り。裏切りの登山家。
あの野郎は私(医者)からピッケルをもらうだけもらっておいて、約束を反故にしやがりました。
私(医者)と登山家の約束を聞いていたGMも、優しさからか、
「あってますよね?」
と確認してくれますが、現代に蘇ったブルータスは堂々と言い放ちます。
「はい大丈夫です! そこです!」
全く大丈夫じゃないしそこじゃないんですが、さすがにここで口出しするのは違うな、と思い黙っているしかありませんでした。
気を取り直して(取り直せてなかったけど)自分のターン。もはや何でもいいや、と思いながらソロ調査をすると、記者の持ち物からサバイバルナイフを見つけることに成功します。
これ幸いと、わけもわからず「刃物らしい刃物だなあ」と記者に罪をなすりつけました笑
⑧バディ調査:3回目
(タイムスタンプ:LiLi配信 3:26:20あたり~)
最後に密談できるとはいえ、最後のバディ調査のターン。
GMから「誘える人はリセットされています」(それまでは、一度自分が指名した人は再指名できなかった)とのアナウンスがあり、
「てことは登山家が約束を果たしてたら、バディ調査の場でこっそり受け渡しできたやんけ!」
と、内心で毒を吐きます。この時点で、先ほどまで非公開だった私(医者)の持ち物2つは公開されており、いずれも【診察メモ】ではなかったため、登山家に依頼していた箇所がそうであることが予想できていました。
元々、全体の場で堂々と交換するしかないからしゃーないか、と腹をくくってはいたのですが、内緒でもらえるならそれに越したことはありません。それが全てご破算になったことで、もうあいつ(登山家)を犯人扱いしたろかな、と思っていました笑
それはそれとして、少しは考えがまとまり始めていたこの時点の私が思っていたことは以下です。
- まさかの裏切りで登山家が信用できない
- もしかすると休憩明けで忘れてただけかもしれないが、もし意図的なら渡すのを渋る可能性もある
- 約束でしたよねでごり押ししてもいいが、今は犯人バレがリスクなのであまり強引な手は取りたくない
- もしかすると【盗聴器】も記録と言えるかもしれない
- おそらく隊長につけられていた盗聴器だ
- 今は壊れているとはいえ、とりあえず回収しておけばデータを取り出すなりできるかもしれない
- 【盗聴器】の持ち主は調査員だし、【手帳】のときみたいにすんなりもらえるのではないか
- あと特定したいのは「声の主」の行方だ
- 「声の主」は私(医者)以外の誰かに移動した可能性がある
- 幸いにも「光」アイテムは記者と教授に分散しているため、誰かに集中するのを防げば「声の主」が何かをしてきたとしても防御ができるはず
- 逆に、このタイミングでこれらのアイテムが移動したらそいつが怪しい
まずは、うまくいっていたと思っていただけにショックの大きかった登山家との取引の代替案。
目をつけたのは好感度爆上がり中の調査員でした。
正直、盗聴器が記録になるのかは怪しいなと思っていましたが、犯人バレのリスクも含めるとこちらのほうが安全と判断。希望を彼に託そうかなと考えます。
一方で、もしかすると【診察メモ】よりも比重が高いのは「声の主」がどこに行ったかかもしれないなとも思っていました。
追加で得た情報を見る限り、私(医者)の前には隊長が「声の主」に操られていたようですし、事実として隊長との接近により「声の主」が私(医者)の中へと入り込んだと思える状況だったので、そんな「声の主」が私(医者)の中から消え去った今、私(医者)以外の誰かが新たなる宿主になっている可能性があります。
それは危険だなと思っていました。何しろ、私(医者)に友人である隊長を殺させたと言ってもいい恐ろしい相手です。放っておくと何をしでかすか分かりませんでした。
できるなら、このタイミングで2人きりになって特定してしまいたい。
そう思ったのですが、しかし私(医者)は困り果てました。この段階では、誰に移動したかの見当が全くつかない状態だったからです。
仮に、「接近」することをきっかけに「声の主」が移動するとして、すでにバディ調査は全員とまんべんなくおこなってしまっています。となれば発想を切り替えて、防御する方向で一旦考えることにしました。幸いにも、かつての警戒アイテム――現在は心強いアイテムである【ヘッドランプ】と【デジタルカメラ】は、それぞれ持ち主が違います。
私(医者)からいなくなり、次へと移ったことから複数人への同時憑依はできないのでしょうから、とにかくアイテムが1箇所に集中するのだけは避けたいなと思いました。
一旦まとめ:選択肢は2つ。この最終バディ調査ターンでどちらを選ぶか
- 調査員をバディに指名して【盗聴器】を譲ってもらえないか交渉する
- 記者か教授をバディに指名して、万一のときのためにアイテムを手放さないでおいてもらえないか打診する
正直、悩ましい選択肢です。しかし、私は一旦「2」にしようと決めました。
なぜなら、実はミッションには最初に点数付けをしておりまして、記録集めよりも生還のほうに高い比重を置いていたからです。「声の主」に操られたことがあるからこそ、あれを放置すると生還できない可能性があるなと思っていました。
さて結論です。
ラッキーなことに2択はどちらも叶えることができました。
あわよくばと思っていたことが叶い、記者のターンに記者側から指名いただけたので、その際に【ヘッドライト】の件をお願いすることができました。
また、自分のターンには調査員をバディに選出し、無事に交渉で【盗聴器】をゲット。さらにこのターンの調査で、幸運にも【無線機】も見つけることができました。【無線機】は言わば【盗聴器】の受信機で、こちらのほうが記録が残っていそうな雰囲気があります。ミッション達成できたかなと思いました。
懸念があるとすれば、記者へのお願い時に「自分が違和感を覚えていたこと」をカミングアウトせざるを得なかったことでしょうか。
さすがに事情を説明せずに【ヘッドライト】の有用性を示すことができなかったため、やむを得ずというところでした。ただ、違和感程度に留めており、操られていた云々は言っていないので、極力リスクを抑えたつもりではありました。
⑩最終会議
(タイムスタンプ:LiLi配信 4:11:55あたり~)
⑨ソロ調査:4回目は割愛(カード枚数的に私(医者)は引けるカードがなかった)させていただきます。気になる方はアーカイブをどうぞ。
さて、そんなわけで、いよいよ最終局面です。
真相を暴くにはここで何とかするしかない、というのもあって、お互いへの追及が進みます。
まずは記者が、
「犯行があったと思われる夜、調査員と医者が自分のテントを長時間不在にしている」
という情報をぶつけてきました。
調査員はともかくとして、実行犯たる私(医者)にとっては、まさしく犯行をしていたわけであり、痛いところです。
しかし、変な嘘をつくと逆に怪しいため、ほとんど本当のことを伝えました。
「隊長が高所に弱いことはすでに分かってますね? あの夜もすでに不調が出ていて、その診察を医者としておこなったのです」
隊長が体調を(ダジャレではry)崩していたのは本当ですし、彼を心配してテントへ行ったのも本当です。もはや多少疑われるのはやむなしとして、
「少なくとも私がテントを出るまでは生きていました」
と、堂々宣言してしのぎました。
一方で調査員は、
「隊長に会いに行ったのだがそのときにはもう死んでいた。その際、道に腕時計が落ちているのを見つけたので拾った」
と説明。それに加えて、ここに来て新しい情報をカミングアウトします。
「実は狂気山脈に来たのは初めてではないのです。第一次登山隊に友人がいたため、その調査のために隊長と一緒に登ったことがあります」
とのこと。
実は一度、隊長と調査員はこの山の7,000mあたりまで登ってきており、そこで「未知の鉱石」と思われるものを発見していると言うのです。
そしてそれが、隊長の腕時計と、まだ見つかっていない【ペンデュラム】に使われているはずだ、とも言います。
その石は元々調査員の友人が持っていたもののようですが、隊長は強引に、奪うようにして石を持っていったという話を聞いて、私(医者)はひとり思いました。
「そこで「声の主」が移動したのかも」
と。様子がおかしかったのなら、その可能性は大いにあります。
そしてそこから派生して、標高7,000mで撮られたと思わしき【古い写真】の情報が開示されることとなりました。その写真には隊長と調査員が写っており、「筒状のものを死体に押し当てる手元の写真」もあったとのこと。
ここでひとつ私(医者)はシンプルに読み違え(ちゃんと読んでいなかった)を起こします。
【古い写真】の情報は、正しくは、
「隊長と調査員が一緒に写った写真の他、筒状のものを死体に押し当てる手元の写真がある」
だったにも関わらず、写真は1枚だけと勘違い。
隊長と調査員、そして謎の第三者の手元が一緒に写った写真なんだ⇒じゃあこの第三者は誰や!
となってしまい、存在しない「謎の第三者X」の存在を勝手に邪推するに至りました(ちなみに勘違いしていたことは、この記事を書きながらアーカイブ見直して気付きました笑)
結果、後ほどそれを指摘して無駄に時間を浪費し、悲劇に繋がるのですがそれは一旦置いておきます。
とにかく、残り時間があと11分となり、焦りを覚えた私(医者)は、ついに思い切って切り込むことにしました。
「実は私、この山に来てから何かが自分の中に入り込んだような違和感を覚えていて、しかし少し前に消えてなくなりました。この中に体調不良を覚えている方はいませんか?」
「声の主」の行き先が分からないので、もうダイレクトに聞いてしまうというストロングスタイル!笑
しかし冷静に考えてみれば、本当に操られている人がいたとして、素直に名乗り出るわけがありません笑
残り時間の少なさに、そんな判断すらできなくなっていたわけなのですが、しかしここで、ひとつの情報が教授からまろび出てきます。
「虫を見ました」
虫!?
ざわざわとする隊員たち。私ももちろん、「声の主って霊とか神とか化け物とかじゃなくて虫なの!?」となりました。
が、時系列が前後してしまいますけれど、後から聞いた話、実はこれ、全くの嘘。
私(医者)がカマをかけてきて反応を見ている、と深読みした教授が、単に「体調に問題ない」だけだと逆に怪しまれるのでは? と考えとっさに口から吐いたアドリブだったとのことです。
そう、なんと「声の主」の移動先は教授でした。
一方の私(医者)は、カマをかけたつもりはなく、ただ藁にもすがる気持ちで直球勝負しただけだったのですが、この思わぬ反応により、逆に教授をロックオンすることになります。
何度も言いますが、本当に移動先なら普通言うはずがないので、この情報提供があった時点で、教授を対象から外して良いところです。が、この手がかりにすがるしかなかった私(医者)は、結果として教授との密談を申請し、そして言いました。
「教授にスキルを使います」
――スキル。
そう、実は今回、各キャラクターには固有スキルが割り振られていました。
私(医者)のスキルは「精神分析」。密談している状態で相手に使うと、相手が【発狂状態】かどうか分かる、というスキルでした。
すなわち、「声の主」判定スキルです。
結果として、教授が【発狂状態】であることが露見し、私(医者)は、移動先は教授だと確信するに至りました。こうなればあとはもう、記者に相談して【ヘッドランプ】の光を教授に当ててもらうだけです。
そして結末へ:痛恨のミス
(タイムスタンプ:LiLi配信 4:34:15あたり~)
このとき私(医者)は、奇跡的に移動先を見つけたことで、「これはいけるかもしれない」と思っていました。
そして、いち早く他のメンバ、特に記者にこの情報を共有しなければと思いながらみんなの元へと戻ったのですが、そこで登山家による推理が始まりました。
ひとまず、その推理を聞くことにした私(医者)。
この判断が完全なるミスでした……。
実は私(医者)……というよりも私(ふぁいん)、この段階でひとつの大きな勘違いをしていまして、この最終会議が終わった後に「⑪推理&投票(3分)」というフェーズがあったのですが、このフェーズを、
ひとりあたり3分間推理を披露し、それを持って投票へと向かう時間
だと思っていたのです。
つまり、その最後の3分間に、今私が持っている情報と推理を発表すればいけるはず、と踏んでいたわけですね。
というのは、過去に別のTRPGだかマダミスだかをやった際に、個別推理発表⇒投票の流れをやったことがあった気がしたから。
今回もそれだろうと全く疑わずにいたのですが、結果的にはただの3分間の投票タイムでした……。
推理というのは、自分一人で考えをまとめる時間のことを指していたんですね。
それに気がついたのは、GMから「ではこれから投票してください」と言われた瞬間でした。
やっちまったぜ……完全にな……。
ミュートしている裏で頭を抱える私。
というわけで、なーんにも情報共有できないまま投票が終わり、教授が発狂していることを知らない他のメンバは当然ながら教授に投票するわけもなく、見事に「声の主」の手下となった教授が「何か」を召喚して終わりました。
敗北です……。
情報整理
では、残念ながら教授にしてやられた(というかもはや私の自爆な気もする)ところで、今回のシナリオ「狂気山脈 陰謀の分水嶺」について情報を整理してみましょう。
この記事内では割愛している情報も含みますが、時系列は以下になりそうです。
- 南極大陸の最奥で「狂気山脈」が発見される
- 第一次登山隊が組織され、狂気山脈に挑む
- (おそらく)誰かが「声の主」に操られて発狂。それが伝播したことで登山隊が混乱に陥る
- 第一次登山隊壊滅(調査員の友人が死亡)
- 隊長と調査員が狂気山脈へと調査に出る。7,000mあたりで死体を発見
- 隊長の様子がおかしくなり、調査員の友人が持っていた未知の鉱石を強引に奪う
- 【銀色の筒】を用いて、隊長が第一次登山隊の死体から脳髄を抜き取る
- ここで【古い写真】が撮影された?
- 脳髄を抜き取ったことを隠すため、死体の頭を切断して処分
- 4と同時期に登山家もひとりで狂気山脈に挑んでいる
- その際も7,000mあたりで死体を発見し、断念
- 医者が隊長から相談を受ける
- 死体から記憶を取り出す方法はないか
- 正式な調査隊が組まれる(今回の調査隊)
- 5,000mに到達するまでに、隊長と登山家が何度か衝突していた。なぜか隊長は急いで頂上に行きたいようだった
- 5,000m着。天候悪化のためキャンプする
- その晩に医者がテントを訪れ、「声の主」に欲望を歪まされて隊長を殺害
- 医者から教授へと「声の主」が移動
- 教授が狂気山脈山頂で「何か」を召喚
概ねしっくりくる時系列になったかなとは思っているのですが、ひとつ謎なのが【古い写真】の存在ですね。
経緯を整理した結果分かったとおり、隊長は、頭を落としてまで証拠隠滅を図ろうとしていたはず。それなのに、なぜ写真を撮るなどという行為を働いたのか。ここがあまりしっくり来ていません。でも、逆に言えばそれくらいかなと思いました。
(正確には「1万m超えの山脈が人工衛星の時代に見つからないわけないだろ」とか、「声の主」ってなんやねんとか、色々思うところはありますが、そこはフィクション、世界観の部分でありツッコミを入れるところではないのはわきまえているので考えません)
では、続いて各キャラの情報もまとめてみましょう。
今回は個々のキャラクターシートを見ていませんので、医者目線から見た&アフタートークで教えてもらった内容がメインです。
隊長
- 南極極地調査隊に長年籍を置く極地調査のプロ
- 高所に耐性がない
- 第一次登山隊の死体を発見したことで「声の主」の宿主に?
- 高所に耐性がないのに頂上を目指したり、未知の鉱石を奪ったりしたのはそのせい
登山家
- とにかく山に登りたいという情熱で動いている
- 山頂に到達することを目標としていた
- 登山装備さえあればひとりで難所を越えられるほどの能力がある(スキル「登攀」)
教授
- 地質系の学者と見せかけて、神秘や神話などを研究する学者?
- 珍しい鉱石を求めて狂気山脈に挑んだ?
調査員
- 隊長と同じく極地調査のプロ
- 第一次登山隊として命を失った友の弔いが目的?
- 友人の形見とも言えそうな未知の鉱石を奪っていった隊長を恨み、ロープで殺害しようとしていた
- 実は狂気山脈二度目
記者
- UMA好きの記者
- とにかくUMAに会うのが目的
- 自分以外のテントに盗聴器を仕掛けて情報収集していた
登山家
- 脳神経学の権威
- 魂の所在に興味がある
- 人間業とは思えない首の切断面に興味を惹かれて参加
犯人だなんだというのを除くと、ざっくり書けば各キャラクターはこんな感じかと思います。
要するに、調査員以外は自分の興味関心に一直線な変人ばかりということですね笑
でも、だからこそプロフェッショナルなんだろうなと思いました。
あと、あえて「構造的には同一なキャラクターにしてあるのかな」とも思いますね。このシナリオはGMの裁量で誰を犯人にも設定できるそうなので、目的こそ違えど「それに向かっていくだけ」な姿勢を共通させることで、誰であっても物語のトリガーが引けるようにつくられているんだろうなと思います。なにしろ、今回のトリガーは「欲望」ですからね。
ということで、私が言いたいのは「制作者様すげぇ!」ということ。
これだけ複雑なシステムで、入り組んだシナリオで、どんなパターンでも整合性がとれるように仕上げられている本作に脱帽です。
おわりに
長文をお読みいただきありがとうございました。深夜2時頃に解散してそこから書き始めたのに、気付いたらお昼の12時を過ぎていました。計10時間。LiLi枠とたけのこ枠、両方等速で見れちゃいますね笑
アーカイブについては、一応気休めタイムスタンプを記載しておきましたので、よろしければあわせてお楽しみください。私もあとで視聴して、みんなが何を言っていたのか、どうして登山家は私を裏切ったのか笑、確認したいと思いますが、とりあえずまずは寝ます。
にしても、今回改めて思いましたが、マダミスって楽しいですね。そして奥深い。
記事を書くにあたって、動画を断片的に振り返りましたけど、ここはもっとこうしたほうが良かった、こういうアプローチにすれば良かったなど、反省点は数多ある気がします。ただ、そういう咄嗟の対応、アドリブに基づいてシナリオが動くからこその面白さがあるなと思いました。
でも、やるのは良いですけど、そんなどう展開するか分からない物語を書けと言われたら書ける気がしませんね。シナリオクリエイターを名乗る身としては、正直悔しいところです。
はてさて、そんな楽しさと悔しさを感じられる素晴らしきマダミス。制作者様にはもちろん感謝感謝でございますが、もっと身近なところで、いつもゲームに誘っていただき、進行してくれるGMのLiLiさんに、改めてこの場を借りて最大の感謝を。
私が書くシナリオもそうですが、シナリオってそれだけだとただの文字なんですよ。読んでくれる、使ってくれる方がいてのシナリオなので、遊ぶ機会づくりに貢献しているLiLiさんが功労者だと私は勝手に思っています。ありがとうございます。
今後も機会をいただけたら遊ばせていただきたいですね。少なくともこの「狂気山脈」は2週目があるようなので、それも含めて楽しみにしたいと思います。
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