『楽園追放』でくぎゅう

どうもこんばんは、僕です。
今日は映画鑑賞をした感想を書きたいと思います。
観たのは、以前この記事で触れた『楽園追放-Expelled from Paradise-』という、東映アニメーション×ニトロプラスのオリジナルアニメーション映画。
以前の記事では、公式サイトを見て記事にしたものの正直内容が理解できず、上手くご紹介できなかった部分がありますので、もちろん核心的な部分のネタバレは避けつつ、映画の紹介も感想とあわせて書かせていただきますね。
ではまず、映画のざっくりとした内容から参りましょう。一気に説明しちゃいますので、あらすじを読むような感じで読んでください。
 

『楽園追放』概要

西暦2400年のナノハザードによって地球が廃墟と化してから、100年余り。
地球を捨てた人類は新たなる居住地、「電脳世界ディーヴァ」にて、自由な暮らしを送っていた。
そこは、全てがデータな世界。木も、砂も、海も、道具も、そして人間すらも、0と1から成る電気信号の集合体となった世界であった。人類は「肉体」という有限の存在を超越し、怪我、病気、そして死すらも関係のない、新たな存在「電脳パーソナリティー」になっていたのである。
だが、あるとき、そんな日々の暮らしを脅かしうる謎の存在が出現する。
その名は、「フロンティアセッター」
『私は、フロンティアセッター。みなさんを新たなる可能性へご案内するため、そちらの仮想現実に介入しています』
――その謎の存在は、度々"ディーヴァ"にハッキングを仕掛けては、極めて強固であるはずのセキュリティーをやすやすと突破し、人々にそう告げた。
一体何が目的なのか。そして、何者なのか。
全てが謎であった。
そんな事態を重く見た"ディーヴァ"側は、ついに本格的に捜査へと乗り出すことにする。ハッキングが「地上」、すなわち、荒廃した地球から行われていることを突き止めていた"ディーヴァ"側は、捜査官を数人、地球へと送り込むことにするのである。
――アンジェラ・バルザック三等官もそのひとり。
アンジェラは、彼女本来の肉体の遺伝子情報から作りだしたクローンの肉体「マテリアルボディ」に「電脳パーソナリティー」を宿すかたちで実体となり、調査のため、地上へと降り立った。
そして、地上捜査員のディンゴとともに、フロンティアセッターの正体を突き止めるべく動き始めるのである。
 

この映画の魅力

えー、少しはどういう話なのかお分かりいただけたでしょうか。
分かりにくかった人のために3行でまとめると、
 

  • 地球を捨てた人類はデータになって生活している
  • そこに、ハッキングしてくる「フロンティアセッター」という謎の存在が表れる
  • その調査のためにアンジェラは実体化して地上に降りる

まあつまりはこんな感じです。
さて、そんなこの映画の魅力がどこか、という話をしたいのですが、ずばり、ストーリー戦闘ですね。
まずストーリー。
電脳世界に生きる、人類を超越した人類ならではの、肉体を持つ人類との考え方の違い、価値観の違い。そういった部分を描くことによって、「生きる」ことについて考えさせられるような、そんなお話かなと個人的には思いました。「データとなり人間味を失った人間」を描くことで、逆に人間味を感じさせてくれる映画、とも言えるかもしれません。
合理的に動くだけが人間ではない。一見すると無駄なことだって、人間には必要なこともあるのだと、そう僕は感じましたね。
そして戦闘。
これは、ある種「映画館」で観たからこそ感じられた魅力なのではないかなと、僕は思います。
公式サイト にてムービーを見ていただくと分かるのですが、この作品にはロボが出てきます。正式には「機動外骨格」という代物なのですが、まあ、ロボです。
よって、撃ったり飛んだりします。その迫力が、映画館の大スクリーン&良い音響設備で観るとすごいんですよ。
大画面を縦横無尽に飛び回り攻防を繰り広げるわけですが、スピード感をすごく感じます。そして、大音量がずんずんお腹に響いてくるので、爆撃の音とかを肌でも感じられるんです。一言で言うと、臨場感がすごい。
ロボや建物のCGも細部まで作りこまれているので、その綺麗さにも心を打たれます。「最近のCG技術はほんとにすごいな」と、率直にそう感じました。
その意味で、僕はこの映画、少し妙な話ですが「映画向き」の作品だなと思いました。テレビアニメとして観ても、この感じは受けられなかっただろうなと。映画館の大画面&大音量、高画質&高音質で観るからこそ、この感覚を得られたのだと思いましたね。
というわけで、この記事を読んだ皆様には、できれば映画館で観ることをおすすめします。
ホームシアター設備が完備されているお宅にお住まいなら別ですけどね。
 

買ったもの

はい、ということで、簡単ではありますが概要と感想でした。
最後に、本日買ったものをご紹介して終わりましょう。
まずはこちら。

映画のプログラムですね。お値段2000円。
結構しっかりとした本になっていて、60ページ以上の厚さがあります。
中身は、設定資料集だとか、監督はじめ制作陣の方々のお話だとかが載っている感じですね。僕は映画を観る前に買いましたが、買って良かったと思いました。この映画を面白いな、好きだなと感じた人は、買って損はないと思います。
何より釘宮さんへのインタビューも載ってますからね!釘宮さんのお写真付きで!!もう僕はこれだけでも買う価値ありだとおもいますよ!!!!
ちなみに余談ですが、このプログラム、買った最初は封がしてあります。右のところに青いシールがあるのがお分かりかと思いますが、そこに書いてありますように、映画を観る前に見るべきものではないので、それを防ぐためのものだと思います。
……が、僕はテンションが上がってしまい、英語なんかまったく読まずに映画開始前に開けて読みました(笑)
皆さんは、くれぐれも観終わったあとに開いてくださいね。それが制作サイドの意図だと思うので。
さて、次。
と言ってもこれが最後なのですが、本を2冊買いました。

右は、帯に書いてありますように、映画のノベライズ本ですね。映像で見たものを文章で読むのがわりと好きなので買いました。
そして左ですが、これは何かと言うとですね、今回この『楽園追放』の脚本を手がけた虚淵玄さんが、この映画を作るにあたり影響を受けたという作品を集めた1冊です。SF作品が8篇収録されています。
ちょうど色々な作品を読みたいと思っていたところだったので、これは良いなと思い、購入しました。
アニメイトで売っていたので、気になる方はこちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
――それでは、本日はこの辺にしておきましょう。
最後に、皆さんにとってはわりとどうでもいい報告だとは思いますが、僕はこの映画、BDを買おうと思っています。それくらい、ほんとに面白い映画だったので。
正直、釘宮さんが出るからという理由だけで観たこの映画でしたが、予想以上に面白かったんですよ。だから皆さんも、お暇があれば、試しに観てみてください。特にロボとか、地球滅亡とかが好きな人にはおすすめします。
ではでは、ふぁいんでした。

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