28歳の僕

27歳から28歳は、なんだか「ぬるっと」なった感がありました。

どうもこんばんは、ふぁいんです。

今年の「ああ、28歳になったのか」感がすごい。歳を重ねるごとに、もちろん感動は薄くなっていくだろうというのは分かるんですが、いつもはもう少し、なんというか、「27歳はこんな歳だったなー」という感想が自然と出てくるものなのです。

今年はそれがあまりない。不思議だなあと思いながら、「27歳は、あんまり何もやってなかったんだっけ?」と考えてみたところ、なるほどそういうことかと腑に落ちました。

だいたいコロナのせい

まさしく27歳は、空白の多い歳だったと思います。何しろ3月から8月までの6ヶ月間、自宅にこもることを余儀なくされていたわけですからね。後半の空白が長すぎて、前半何をやっていたのか思い出しにくくなっているということでしょう。

世界はまさに一変してしまいました。振り返ってみれば27歳の誕生日は、同僚に誕生日をお祝いいただいた幸せな1日だったわけで、まさかその1年後に、人と集まるのなんて言語道断! なんて世の中になるなんて予想もしていませんでした。

コミュニケーションの在り方も変わって、仕事上でも頭を悩ませる部分は増えました。テクノロジーが進化している昨今においても、良くも悪くも仕事では、対面のほうが早い、ということはありますからね。連携の取り方、新人教育のやり方など、どうやってやるのが正解なんだろう、と思いながら進めている節があると思います。

ただ、ある種それが変革の種になったおかげで、「自宅でも仕事できるじゃん」ということに気付きだした年にもなったのかなと思っています。常識が通用しなくなったがゆえに、新たな道が見えた――まあ、前々から気付いている人はいて、しかし多くの企業で体制を整えないままきていただけという意見もあるかと思いますが、これをある種の進歩と考えれば、ポジティブな面もあったのかなと思っています。

反面、仕事以外の部分では、「これはやっぱり直接じゃないと!」と感じる部分が多くありましたね。

顕著なのはライブやイベント。コロナが爆発的に広がったタイミングでは軒並み中止となった我らの楽しみですが、最近では無観客ライブ配信など、この状況下でもやれる方法を模索して実施していく流れが見え始めてきました。

しかしながらやはり、ライブの真骨頂は「生」であり、「時間と空間の共有」であると私は思っているので、もちろんありがたくはあるのですが、どこかで物足りなさを覚えていることは間違いありません。

中には現地に観客を呼ぶ場合もありますが、その際も声出しは禁止だったりとか、十全に楽しむ、とはいかないのがもどかしいところですよね。日常ではなかなか機会のない「大声を出す」という経験と、それによる一体感が最高に楽しいので、あの日々は取り戻したいものです。

今後、いかに5GやVRが進化しても、それは変わらないんじゃないかなあという気がしますね。

私が変わる前に時代が変わった

「27歳の僕」で、私が書いたもののなかには、いくつかキーワードが含まれていました。

「セカンドステップ」、「結婚」、「自己投資」などなど。

これらは総じて、ある種の変革を希望する気持ちが現れていたわけですが、私が自分で色々とやる前に、新しい時代に突入していった感覚はあります。「アフターコロナ」という言葉がそれの象徴ではないでしょうか。

それに翻弄されていたわけですので、私自身の環境は変化しましたが、では自身は? と考えると、正直それどころではなかったのかなという気持ちが強いです。

「自粛」という意識が色々な制限を我々にもたらしたという部分はあるでしょう。特に結婚なんてもうね、そもそも人と会えないんだから! ということで、制限しかなかったと言えるでしょう笑

結果として27歳はコロナに適応していく歳になったので、28歳は、適応後の世界で、自分をどう望むかたちに伸ばしていくか、がテーマになるように思います。

30歳という節目も現実味を帯びてきている中、だんだんと自分の中の意識も変わっている自覚もあります。

10代はもちろん20代前半も、「世界の主人公は私だ」みたいな意識というか、可能性にあふれ、なんでもできそうな万能感、やってやるぞという野心があったものですが、徐々に自分の進むルートが決まってきた気持ちが出てきたからか、その道を進む中で、自分はどのポジションにいるべきなのか、という意識が強くなっているように思います。

周りとの協調を重要視するようになっていたり、私の後ろにいる子たちに何ができるかを考えるようになっていたり、「自分以外」に心を向ける割合が増えているのは間違いないですね。

無論、自分を伸ばすことも続けていくつもりですが、周りのためにも自分を伸ばす、の気持ちで頑張っていこうと思います。

それでは、28歳も生きていきましょうか。

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