昔から、「自分にしかできないことをしたい」という思いは漠然とあったんですよ。
明確にいつからかは分かりませんけど、少なくとも小学五年生以前から。
そうして小学五年生の時に、本好きだったこともあり、「作家になろう」と思ったわけです。
オリジナル作品を生み出せば、それを書けるのは世界で私一人になりますからね。
本を読んでいたからか子供の頃からわりと落ち着いていたのがあって、何かのリーダーとかに指名されたりとかしました。
中学から眼鏡をかけ始め、見た目がものすごく真面目そうになってからはさらに。
実際、根は真面目だと思っていますし。
でも昔は人前が苦手で、嫌だったように思います。それがある時から、わりと楽しくなった。
気付けば、人に頼られるのが好きな人間になっていました。
誰かに必要とされ、その人の、あるいはその人たちのために自分の能力を使うことに、幸せを感じるようになったと言えましょう。
それはある意味で、「自分が頼られているから」という要素を含んでいるように思います。
他の誰でもない「自分」が他人に頼られることは、自己を他者に認められたことであり、「自分」というものを強めるのです。
「存在理由」とでも言いましょうか。あるいは「存在価値」。
他人のためになることをすることで自らに価値をつけるわけですね。
そしてそれは幸せなことなんです。
自分はどうしたいのか。今日はそれに気付いたという話でした。
文字にすると少々恥ずかしい気もしますが、私の幸せは自分の手で誰かが幸せになってくれることのようです。
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