この記事は果たして「書評」カテゴリでいいのか。そして写真が思ったより暗い……(笑)
それはそれとして。
どうもこんにちは、僕です。
今回はイラスト集、画集のお話。表紙のアリアが可愛い2冊のうち、左の赤い冊子のほうについて少しばかり書かせていただこうと思います!
独唱『緋弾のアリア』こぶいちアートワークス
さて、まず質問ですが、この記事にたどり着いた皆様は、どのタイプの方でしょうか。
『緋弾のアリア』という作品のファンの方ですか?それとも、作品は読んだことがないけれどこぶいち先生が好きという方でしょうか。それともそれとも、『緋弾のアリア』もこぶいち先生も知らないけれど、貧乳低身長ツインテールツンデレが好きだという愛のあまりいつの間にかこの記事へ来ていた方ですかね。
最後の方でしたらわたくし、その愛に尊敬の念を抱きます。あなたは素晴らしい。ぜひ『緋弾のアリア』を読んでみることをおすすめします。……が、きっとそんな方はごくごく少数でしょう。
多くの方はきっと、『緋弾のアリア』読者でこぶいち先生の可愛いイラストが大好きな方だと思います。ですから、おそらくこのイラスト集をすでに買われている方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
このイラスト集『独唱『緋弾のアリア』こぶいちアートワークス』は、先月25日に発売したばかりの1冊で、『緋弾のアリア』のイラスト集としては4年ぶり2冊目となるものです(前回のイラスト集『緋弾のアリア Illustrations こぶいちart Works.』の発売が2012年で、意外と時間が経っていたことに僕は驚きました)。
掲載内容は、
・描き下ろし特大ピンナップ
・MF文庫J『緋弾のアリア』シリーズ掲載イラスト
・月刊コミックアライブ表紙など文庫未収録イラスト
・未公開キャラクターデザイン
・赤松中学書き下ろし『緋弾のアリア』短編小説
(冊子付属の帯より引用)
となっており、めくっていくだけで『緋弾のアリア』という作品の歴史をたどることができる1冊になっております。
巻末には原作者である赤松中学先生とこぶいち先生、両者によるイラストコメントも掲載されていて、各イラスト一言ずつと短いですが、おふたりがイラストに対してどのような感想を抱いたのか、どういう思いで描いたのかを知ることができます。
本人たちの感想はなかなか知ることができませんから、これは結構楽しいです。特にお二方の変態性趣味嗜好が垣間見えるのが良いですね。
また、僕個人的に楽しみだった赤松中学先生の書き下ろし小説は、前回の『緋弾のアリア Illustrations こぶいちart Works.』を持っていればより一層楽しめるようなものとなっております。
ざっくり言ってしまうと、「明らかなフラグがばんばん立ってって結果としてそれを予想通りに回収してくれる」作品という感じでしょうか。読み始めてまもなく着地点が見えて、それを期待しつつ読み進めるとその期待に応えた結果がちゃんと待っています。イラストワークスのおまけ的な短編として、しっかりおまけ的に書いてくれたとでも言うような、そんな感じです。
気になった方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
ちょこっとだけ残念な点
最後に、僕がひととおりこの作品を見て感じた惜しい点をひとつだけ挙げたいと思います。
それは、今回は前回のものと比べて、見開き2ページにわたって1枚のイラストを掲載している部分が多かったという点。
そうなると、本はその形状上、フラットに見開くことができませんから、どうしてもページとページの合間の部分(「のど」というらしいですが)そこが見にくくなってしまいます。
イラストをしっかり楽しみたい身としては、ちょっと残念なポイントでしたね。その1点のためだけに、電子版が欲しくなりました。電子書籍では、そこのストレスなくイラストを楽しむことができますからね。現在、電子版は存在しないようですが、もし今後発売されるようなら、買ってしまうかもしれません。それくらい惜しい点でした。イラストが素晴らしいだけにね。
しかしそれでもトータルで見れば、ファンには買って損のない1冊だと思います。
『緋弾のアリア』の可愛い女子たちを楽しめますよ!
それでは、ふぁいんでした。
ちなみに僕はメヌエットが好きです。いや、みんな好きなんですけど。
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