【ざっくり書籍まとめ1】1分で話せ

これを読めば、ざっくり本を読んだ気持ちになれてしまうかも?

忙しい皆様こんばんは、ふぁいんと申します。

この記事では、私自身のアウトップットをかねて、読んだ本をざっくり、短く、要点だけ、お届けしています。

今回取り上げた本

書籍名:1分で話せ : 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

著者:伊藤羊一

出版:SBクリエイティブ

出版年月日:2018.3

定価:1400円

ISBN:9784797395235

ざっくり書籍まとめ

この書籍で言われていること:

中学生でも分かる簡単な言葉で、要点のみを、「結論⇒根拠⇒たとえば」の順に話せば伝わる

「話が長い」

「何を言っているか分からない」

「つまりどういうこと?」

そんな言葉をかけられたことはありませんか?

もし心当たりがあるなら、以下を意識して話を組み立ててみましょう。

最後に例を挙げますので、まずはひととおり読んでみてください。

1.「結論⇒その結論に至った根拠⇒たとえば」という構造で話す

まずは結論をずばっと言ってしまいましょう。「私はこれを伝えたいんだ!」を最初に言うのです。

次にそれを裏付ける根拠、その結論に至った理由等を示します。さすがに何の根拠もない話では伝わらないので、第三者でも納得できる理由を説明しましょう。

その際に気をつけるべきは、「~だから、~である」というつながりです。この前後関係が適切でないと、「?」が頭に浮かぶことになります。

そして最後に、より想像しやすくするために、根拠の実例、「たとえば」を示せれば、あなたの話は、短い時間で的確に理解してもらうことができるようになるはずです。

2.言葉のレベルは低いほうに合わせる意識で

知らない英単語の意味が分からないように、知らない日本語の意味も当然分かりません。

相手に伝わる確率を上げるために、極力簡単で、シンプルな単語を選ぶようにしましょう。

ビジネスで使われやすいカタカナ語に注意です。

3.言葉を削る

情報を詰め込みすぎると、「何が一番大切なのか」が見えにくくなります。

極力言葉は削って削って、短く話しましょう。

この本のタイトルのように「1分で話せ」と言われたら、自然と要点しか言わなくなるはずです。

「基本的に」

「さっきも言いましたけど」

「の観点で/の方向で」

「を念頭において」

など、無駄な言い回しは不要です。

実際に添削してみた

◇シチュエーション

「AとB、どちらがいいと思う?と質問された」

◇今回伝えたいこと

「Aがいいと思う」

◇だめな文

「まずAとBを比べたとき、基本的に両者のスペックはほぼ同一といえますが、Aは○○という点において優れた特長を持っています。対してBは、Aにはない△△という機能を持っているので、その部分においてAはBに劣ると言えますが、我が社のステークホルダーに対する売れ筋という観点でこの商品を考えた場合、やはりAの○○という部分がカスタマーエクスペリエンスを向上させてくれると思います」

◇いい文

「Aがいいと思います。Aは○○という点でBよりも優れているからです。過去の例として、Cという商品がありましたが、Aの持つ○○と似た、✕✕という機能が高い評価を受けていました。顧客は○○を求めていると思うので、Aがいいと考えます」

+αな情報

「結論⇒その結論に至った根拠⇒たとえば」以外にも、こんな構成はおすすめです。

SDS(Summary:まとめ⇒Detail:詳細⇒Summary:まとめ)

最初に結論をまとめて言ってしまうのは変わりませんが、色々説明した後に、再度結論を言うことで、自分の伝えたいことを印象として強く残して終わる手法です。

PCSF(Problem:問題⇒Change:変化⇒Solution:解決策⇒Future:未来)

これに関して、書籍では以下のように説明されています。

「今、こんな形で問題があります(Problem)。これに対し、テクノロジーでこんな変化が起きつつあります(Change)。この変化を活用し、我々は、こんな解決策を生み出しました(Solution)。そして私たちは、この解決策を展開しながら、こんな未来を作っていきたい(Future)」

(p.159)

新製品の発表会などでよく見るような流れですね。

いずれにしても重要なのは、言いたいことを相手に的確に伝え、相手の意識を変える、相手を動かすように伝えることです。

ふぁいんさんの感想

この書籍を読むにあたり、私が得たかったのは、書籍タイトルにもあるとおり、「1分で話せるようになる」ための知識でした。相手に分かりやすく伝える、自分の伝えたいことを伝える、ということ自体には苦手意識はなかったのですが(あったら多分ブログなんてやってないでしょう)、いかんせん話が長くなりがち、ということがあるので、「どうして私の話は長くなるのか」という疑問を解消すべく、この本を手に取りました。

結論は、「無駄な言い回しが多いから」だと思いました。もしかしたら、小説を書く人間であるということも影響しているのかもしれませんが、色々と飾り立ててしまって、結果、話が長くなる傾向にあるように思います。

また、「起承転結」で話しがちなのも要因かもしれません。小説であれば、物語のクライマックスを後半にもっていきたい関係で、その構成でもいいのかもしれませんが、相手に何かを説明する際には、「結」から話すのが肝ですね。

実はこの、「結論から話すべき」という部分は、すでに自分でも気づいていた部分で、仕事では実践していました。普段の雑談ではどうでもいいと思っていますが、ビジネスの場においては、簡潔に伝えられる技術は重宝されますので、話すのが苦手な方は意識してみてはいかがでしょうか。

最後に、内容ではなく、本そのものへの感想ですが、本書は、ところどころに図があり、例文があり、また、空行も適度に挟まれています。

ぎっちり文字で詰め込まれているわけではないので、とっつきやすい印象はありました。

また、最後に「実践編」として、ビジネスのこんなシーンでどうすべきか、ということを、例を挙げながら解説してくれていますので、仕事で取り入れる際のイメージもつけやすいかな、と感じました。

この記事を書くにあたり、要点だと思うところだけを読んだら30分程度で読み終えたので、皆様も興味があれば手に取って、自分の気になるところを読んでみてはいかがでしょうか。

おわりに

ということでざっくりと本の内容をお伝えさせていただきました。

最後に、注意というか予防線というかをひとつ。

今回ご紹介した本の内容は、この書籍に記載されている情報のすべてではありません。

あくまでもこの記事で書いた内容は、「ふぁいんさんが個人的に大事だと思った内容のピックアップ」であり、私の主観も一部混ざっていますので、参考までにご活用いただければと思います。

それでは。

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