【ざっくり書籍まとめ2】人は話し方が9割

これを読めば、ざっくり本を読んだ気持ちになれてしまうかも?

忙しい皆様こんばんは、ふぁいんと申します。

当ブログでお届けする「ざっくり書籍まとめ」では、私自身のアウトップットをかねて、読んだ本をざっくり、短く、要点だけ、お届けしています。

今回取り上げた本

書籍名:人は話し方が9割 : 1分で人を動かし、100%好かれる話し方のコツ

著者:永松茂久

出版:すばる舎

出版年月日:2019.9

定価:1400円

ISBN:9784799108420

ざっくり書籍まとめ

この書籍で言われていること:

相手を主役にできれば会話は成功する

タイトルに「話し方」とありますが、この本の前提として、ここでいう「話」とは「会話」のことです。

会社のプレゼンテーションや、演説、スピーチなどに求められる、一方的に「伝える技術」ではなく、「会話」――他者とのコミュニケーションを円滑に進めることが主題となっています。

人間誰しも、人から嫌われるよりは好かれるほうがいいはず。この本の副題にあるように、「好かれる話し方」とは何かを見ていきましょう。

1.聞く

人間は、自分が一番大切です。

人間は、自分に関わることに興味があります。

人間は、自分を認めてほしいです。

人間は、自分を分かってほしいです。

人間は、自分を分かってくれる人を好きになります。

――この5つの原則をまずは知りましょう。その上で、この欲求を満たすための分かりやすい方法が、「自分のことを話し、伝える」ことであるということを知りましょう。

それが分かればあとは簡単。その欲求を満たすために「聞く」側に立てば良いだけです。

会話を「楽しい」と感じさせるためのシンプルな方法は、相手に、相手自身のことをしゃべらせ、それにリアクションし、「あなたのこと分かりましたよ!」を伝えること。

沈黙がつらいからと、自分ばかりが頑張って話すのはもうやめましょう。聞き手に回れば良いのです。

では、どうすれば聞き手に回ることができるのか。

それも至ってシンプル。「拡張話法」という手法を使って相手から話を引き出し、相手にしゃべらせればいいのです。

拡張話法は、以下5つの会話の流れ、話法のことです。

感嘆⇒反復⇒共感⇒称賛⇒質問

詳しく見てみましょう。

感嘆

「へー!」「ほー!」「えぇー!」など、こちらの感情が伝わるような言葉、音を会話に盛り込みましょう。会話に感情を乗せることで、相手は「自分の話を聞いてくれている」という気持ちになります。

反復

「最近、読書を習慣にしてましてね」

「へー! 読書ですか!」

といったように、相手の話に出てきたキーワードを繰り返しましょう。これも、「自分の言葉をしっかり聞いてくれている」という安心感につながります。

共感

「分かります」「大変でしたね」「よかったですね」など、相手に寄り添う言葉を使いましょう。「あなたのこと、分かります!」を伝えるのです。

称賛

相手を褒め、認めましょう。嘘っぽくならないように感情を乗せることを忘れずに。無理に褒める必要はなく、褒めることができるポイントを見つけたときに褒め逃さないようにすればよいです。

質問

話を終わらせないために質問しましょう。「もっとあなたのこと教えてよ!」「あなたに興味があるよ!」を示すのです。

2.知り、寄り添う

相手のことを知り、相手との共通点を探し、その中でいっしょに楽しめるものを見つける。

これが会話の目的であり、お互いに楽しむ手段でもあると捉えてください。

まずは相手を知ります。

名前を知り、好きなものを知り、得意なことを知る。相手の情報は多ければ多いほど、会話の引き出しは多くなり、会話が苦ではなくなります。

その中で、共通点を見つけ、一緒に笑い合える何かができれば最高です。もう、その相手との会話は怖くなくなります。

また、失敗談を話すのも有効です。人間は誰しも、何らかの失敗を経験しています。自分の失敗談を話せば、それが共感を生み、距離が縮まります。

3.ネガティブは排除する

悪口はやめましょう。人や会社の悪口を言い合ったりすると、盛り上がるかもしれませんが、好かれる人間からは遠ざかります。そういう話になったら、自分は否定も肯定もせず、相づちを打ちながら、徐々に別の話題に切り替えてしまいましょう。

肩書き、性別、年齢など、人が持っている「属性」で態度を変えるのもやめましょう。

「後輩に対してはやたら偉そうなのに上司にはへこへこしている」

「女性に対して高圧的」

などなど、人によってころころ態度が変わる人間はあまりよく思われません。

そして、「でも」「だって」「どうせ」「だめ」といった否定的な表現を、頭ごなしに使わないようにしましょう。相手の意見と違う意見を言いたい場合は、「確かにそういう考え方もありますね。私はこういう考えなんですけどどう思いますか?」といったように、受け止めた上で別の案を出すイメージにすると柔らかくなります。

+αな情報

「やっぱり」の効果

単に「すごい」と褒めるよりも「やっぱりすごい」と言うと、「前々からすごいと思っていたけど」という印象がつき、より効果的に相手を褒めることができます。

「楽しそうな人」に人は集まる

「まずは自分自身が楽しそうにやっているのを見せる」ことで人の興味をひくことができます。

楽しそうなことなら「自分もやりたい!」という意識が働くからです。

「これおすすめですよ!絶対やったほうがいいですよ!こういう面でもメリットがありますよ!やらないと損ですよ!」と呼びかけるよりも効果的です。

ふぁいんさんの感想

なんとなく1月のテーマは「話し方、伝え方」にしようと思い立ち、この本を選びました。「2020年年間ランキング1位」と、でかでかと帯に書いてあったので、1位ならとりあえず読んでおこう、という思いもありました。

素直な感想を書くのであれば「どっかで聞いたような話だなあ」というところです。しかし、似たような話をよく聞くということは、すなわち信憑性の高い情報なのだと思っています。

当然ですが初めて知った情報もあったので、「新たに得るものは何もなかった」というわけでもなく、読んで良かったと思います。唯一この本を読んだデメリットがあるとすれば、これから誰かと会話する際に、それが楽しければ楽しいほど、「実はこの人も本を読んでいて、いいようにしゃべらされているのでは?」と疑う気持ちが芽生えかねないということでしょうか笑

本そのものも、大変読みやすくて一瞬でした。副題に「話し方のコツ」とありますが、その通り、37のコツ、というかたちで細かく話が分かれているので、気になったところだけを読む部分読みにも適しているのではないかと思います。

おわりに

ということでざっくりと本の内容をお伝えさせていただきました。

最後に、いつもの注意を。

今回ご紹介した本の内容は、この書籍に記載されている情報のすべてではありません。

あくまでもこの記事で書いた内容は、「ふぁいんさんが個人的に大事だと思った内容のピックアップ」であり、私の主観も一部混ざっていますので、参考までにご活用いただければと思います。

それでは。

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