年末ですね。年末と言えば振り返りの時期ですね。
2024年の振り返りも当然実施する予定(新年に、目標設定とあわせて実施予定)なのですが、今回は先んじて、私が2020年から続けてきました「音声投稿サイトHEAR;」での活動について振り返ってみたいと思います。
振り返りの理由:「音声投稿サイトHEAR;」の終了
今月頭に、HEARからサービス終了のお知らせが出されました。
正直、ここ1年ほど、頻繁にサーバが落ちるためアクセスするのも一苦労、という状況が常態化しておりましたので、これはある程度予見されたサービス終了でした。
使いづらすぎて、いっそ潔く終わってくれと思っていたくらいでしたので、発表された当日にはついつい本音が出てしまったほどです笑
個人的な感想を言えば、もっと早く終了していておかしくないサービスだと思っていました。
「(準備中)」を謳いながら一向に実装されないプレイリスト、いつの間にか失われた検索機能、止まったHEAR公式さんのSNS更新、そして頻繁に起きるようになったサーバダウン。
利用者目線で見ても、もはや「開発どころか運用されていない」としか思えない現状でしたので、「やる気がない(あるいは人員的にまともな運営ができない)ならさっさと終了すればいいのに。サーバ代も無料じゃないよね?」と思っていました。
私自身、インフラエンジニアとして日頃から開発、運用に携わっておりますが、アクセスすると高頻度でTimeoutになるサービスは、もはやサービスとは呼べません。厳しい言い方になりますが到底ビジネスとして提供するに足る品質ではなく、なんなら趣味にも劣るな、と思っていました。趣味でやる人のほうが、熱量が高いのでまともに運用するでしょうからね。
そうなってしまった背景には色々と事情があるのだと思いますが、勝手に邪推すると(自分で個人的に納得するための、本当に何の根拠もない推理です。真に受けないでください)
- 収益化を模索していたがうまくいかない
- 収益が出せないので人の継続雇用ができない or 将来性を見限られてエンジニアが退職
- エンジニアがいないので、検索機能が使えなくなったりサーバが落ちたりしても現状維持がやっと
- サービスの品質が落ちたことでユーザが他サービスに流出
- サーバ(多分AWS)の契約更新が切れるタイミングが来たのでサービス終了に踏み切る
といった感じなのかな、と思っています。一時期、著名人を誘致して音声コンテンツを配信したりもしていましたが、思ったより人が増えず、スポンサーが見つからなかったのかもしれませんね。仕事って厳しいですね。
というわけで、全く驚きのないサービス終了ではあるのですが、それはそれとして、いざ終わるとなったときに何も感じないかと言えば別の話。
今私の中には、使いにくいサイトにもう投稿しなくていいんだという開放感があり、4年半が消えてなくなるんだという喪失感があり、そして、でもなんだかんだ温かい場所だったよなという寂寥感が混在しています。
そして日が経つごとに、後者2つが強くなってきているところです。ですので今回は、せめて自分の4年半は自分で記録しようということで、この記事に着手しました。前置きが長くなりましたが、年表形式で振り返ってみましょう。
HEAR振り返り -個人活動編-
私のHEAR活動と言えば、個人でやっているラジオなどの音声投稿、そして、HEARで立ち上げたシナリオ制作チーム「HEARシナリオ部」(現ACTシナリオ部)の活動がありました。
まずは個人活動から振り返ってみましょう。
- 202007.12 HEAR初投稿
ふぁいんさんのあたまのなか ~#1 とりあえず自己紹介~
- 09.13 HEAR初コラボ
ふぁいんさんのあたまのなか ~#10 ゆぺさんってどんな人?【コラボ】~
- 10.11 「はなせん。」初回
話す内容は決めておりません。#1
- 11.01 貴重なセルフ朗読
【朗読】食糧難
- 12.17 シナリオ部発足
HEARシナリオ部、発足。
- 12.26 HEAR公式シナリオへの採用
ふぁいんさんのあたまのなか ~#24 100人くらい選ばれた中のひとりだと思っていた男~
- 202101.31 幻の企画
「できる奴」だと思われるには「結論から話す」だけでいい ~柚坂先生の10分授業 #1~
- 05.23 HEAR座談会 企画
#46 HEAR座談会を開催しよう ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 07.05 HEAR懐メロ納涼会2021 参加
J.BOY/浜田省吾【HEAR懐メロ納涼会2021】
- 07.07 HEAR座談会 開催
HEAR座談会 ~ふぁいんさんのあたまのなかSP~
- 11.28 HEAR本社凸
#72 HEAR;本社に行ってみた -もう”BETA”は気にしなくていい- ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 202202.13 HEARの「同期」
#84 あなたはHEAR何期生? ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 03.27 天上楼閣コラボ
#91 新デザインと新プロジェクト ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 05.01 ふぁいんさんのしつもんばこ 開始
ふぁいんさんのしつもんばこ
- 05.29 ラジオ「ふぁいんさんのあたまのなか」100回達成
#100 100回なんて嘘だろ? ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 08.21 セルフ切り抜きという試み
コンテンツ飽和時代に必要な物を語るふぁいんさん【セルフ切り抜き】
- 10.09 3分雑談「Do fine」開始
「シュタゲ」を観ていたら機関の工作で35000円失った ~Do fine~
- 10.16 HEAR妙子式2ミスコングランプリ 参加
やっぱり俺のたえこがいちばん可愛かった件 ~Do fine~
- 11.27 雪原の歌姫コンテスト
りささんと長話した ~Do fine~
- 202302.05 Twitter API有料化騒動
HEARにログインできなくなるかも!? -TwitterAPI有料化- ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 04.17 HEARオフ会&HEAR声優オーディションごっこ企画
全HEAR民に答えて欲しい!!!!
- 04.30 HEAR史上最高の推しとの出会い
意外と暇だった4月に推しが増えたりした話 ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 10.05 HEARオフ会 開催
HEARオフ会あざざした! ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 202401.15 声優オーディションごっこ 募集
(株)TAKENOKO GAMES オリジナルゲームCV募集要件説明会【HEAR声優オーディションごっこ】
- 03.24 声優オーディションごっこ 結果発表
『黝きアクィラシトラス』声優オーディション【HEAR声優オーディションごっこ】
- 03.31 配信プラットフォーム拡大
番組配信プラットフォーム拡大プレ配信 ~ふぁいんさんのあたまのなか~
- 12.02 HEARサービス終了発表
- 12.31 HEARサービス終了
いかがでしょうか。
自分でも驚いたんですが、想定したよりも長い年表になりました。こうして一覧で見ると、今も継続中のラジオ「ふぁいんさんのあたまのなか」だけではなく、色々やってきたことが分かります。
「はなせん。」こと「話す内容は決めておりません。」は懐かしいですね。まだHEARで仲のいい人が見つけられていなかった時代、私の少し後にHEARを始めたrien.さんと立ち上げた番組でした。その内容は、昔から知り合いである我々が、ただ雑談するのを適当に切って出すだけという適当番組(笑)。でも実は「ラジオにBGMっていらないんじゃね?」と最初に思ったのはこれがきっかけだった気がします。今、「ふぁいんさんのあたまのなか」のメインパートにBGMがついていないのは、これがあったからかもしれないですね。
あとこの時期で気になるのは、私にしては珍しい「朗読」ですね。私の作品を誰かに読んでもらいたくて、まずは自分で読んで出すということをしたのがこの投稿でした。言わば、HEARシナリオ部立ち上げの原形ですね。いちいち自分で読みたくなかったから、書き手として活動できるようにシナリオ部を作ったというところもあると思います。音声投稿サイトなのに自分は音声出したくないがゆえのシナリオ部でした笑
柚坂先生の10分授業やセルフ切り抜きなど、1回しかやらなかった企画はまさに試行錯誤の表れです。やってみた結果、しっくりこなかったのでそこでボツ。こういうお試しが気軽にできたのは、間違いなくHEARの良さでした。
また、年1くらいのペースで大きめな行動を取っていることも特徴でしょうか。
2020年はHEARシナリオ部発足、2021年は座談会。
2022年は前半に天上楼閣(百舌鳥さん)コラボ、後半に雪原の歌姫コンテスト(企画本体は、私のHEAR同期であるりささんのアカウントで実施しました)があり、2023年はHEARオフ会、そして2024年は声優オーディションごっこを行いました。
多くのユーザさんを巻き込み、ご協力いただきながら、楽しいことを色々やらせていただいたなあという感想です。思いついたことをやっただけと言えばそのとおりなのですが、結果的にHEARを盛り上げることに貢献してきたと思うので、HEARさんはもっと私に感謝して良いと思います笑
また、その陰でと言いますか、個人コラボも、数は多くないですがしていますね。最初はゆぺさんとのコラボでした。ゆぺさんとはHEARオフ会に来ていただきまして顔合わせをした他、先日も忘年会で一緒にご飯を食べたりしました。今も仲良くさせていただき、ありがたいです。
それから、私のマブ(親友)こと、たけのこさんとのコラボは、ラジオ100回目なので少し目立ちますね。ただ、本当は20回目のラジオに出演予定だったということを、私は一生忘れないでしょう。日時を合わせ、収録までしたにも関わらず音声破損でボツ。後にも先にも、そんなことになったのはあれだけでした。破損さえしていなければ、「まだ距離感が分からなくてぎこちないたけのこふぁいん」という非常にレアな音声が残せたのですが、残念です笑
あとは、異質なのを自覚していながら、今回どうしても年表に入れたかったこと。
2023年4月、HEAR史上最高の推しこと「黒木」さんとの出会いは個人的に衝撃でした。率直に言って大好きでした。「あまりコメントをしない」でおなじみの私が(コメントしろよというお怒りは甘んじて受けます)、毎日聴いて毎日コメントしていた推し。ラジオでも取り上げ、声を大にして推していたわけですが、やりすぎて注目を集めてしまったのが反省点になってしまいました。まさか注目されるのを嫌がる配信者がいるとは……(そんなところもおもしれーと思ってしまう末期の黒木ファン)
そっとHEARからいなくなってしまったときは悲しみに暮れましたが、それもまた良い思い出。どこかで元気にしているといいなあ、と思います。狭い音声活動界隈ですので、もし誰か見つけたら連絡ください()
HEAR振り返り -HEARシナリオ部編-
続きまして、HEARシナリオ部の活動を振り返ってみます。こちらは、素材を持っていない部分が多いのでサムネ画像なしになりますが見てみましょう。
- 202012.17
HEARシナリオ部 発足(設立者:柚坂明都)
- 12.19
吉村トチオ 入部
- 12.20
竹乃子椎武 入部
- 12.29
「HEARシナリオ部忘年会」という名の初回内部会議
- 202102.12
広報「シナリオ部です。」初回配信
- 03.15
夜乃森きなり 入部
- 202210.xx
シナリオ部投稿作品100本突破
- 10.14
広報「シナリオ部です。」最終回配信
竹乃子椎武 卒業 - 10.25
ねこつう 入部
- 11.04
活動記録「タイトル未定。」初回配信
- 12.17
「HEARシナリオ部第一回作戦会議」配信
- 12.21
広報ラジオパーソナリティー公開スカウト
- 202301.02
シナリオ部音声化作品100本突破
- 04.14
広報「シナリオ部です。」Season2 初回配信
- 07.21
【AfterTalk】広報「シナリオ部です。」初回配信
- 10.xx
シナリオ部音声化作品150本突破
- 11.xx
シナリオ部投稿作品150本突破
- 202403.15
広報「シナリオ部です。」Season2 最終回配信
- 03.22
【AfterTalk】広報「シナリオ部です。」最終回配信
- 12.17
活動記録「タイトル未定。」最終回配信
ACTシナリオ部に改名
ひまんちゅ、一猫 「Actor」として正式入部
こちらもそれなりの長さになりましたね。着実に歴史を積み上げてきたことを感じます。
勢いで作った部活でしたし、インターネット上の集まりなんて大抵最初だけ、徐々に活動が止まっていくんだろうなあと思っておりましたので、ここまで継続し、HEARが終了を迎えてもなお、名前を変えて進んでいける組織になるとは全く予想していませんでした。
こちらは細かく語ることはしませんが、総括すると、ひとえに人に恵まれたなあと思います。
毎月1本以上という目標に従い、作品を書き続けてくれる部員に恵まれたおかげで、200本近くのシナリオを積み上げることができました。
公開スカウトという無茶苦茶なお誘いをきっかけに、活動に賛同して動いてくれるActor(旧広報担当)が仲間に加わってくれたおかげで、シナリオ部としてやれることの幅が圧倒的に広がりました。
そして何より、我々のコンテンツを楽しみ、我々のコンテンツを使って音声活動してくれる皆様のおかげで、シナリオ部はやる気を失うことなく、ここまで歩いてこれました。
卒業した部員もいますが、今も変わらず仲間ですし、仲良くしています。
この「人の質の良さ」は、HEARが他サイトに負けないところだったなあと思います。
まとめ
というわけで、個人活動、シナリオ部活動の振り返りでございました。
せっかくなので、最後に個人のほうの数値を見てみましょう(シナリオ部のほうは、竹乃子椎武卒業に伴い途中から作ったアカウントなので今回は割愛します)
執筆時点での数値ですが、
となっています。
私以外の人が数値を公表しているのをあまり見たことがないので比較のしようもありませんが、再生数はともかく、投稿数は多いほうではないかと自負しております。何しろ毎週出してきましたからね。
この数字もまた、多くの配信者仲間と、リスナーさんに恵まれたおかげで積み上がった数値ですので、厚く御礼申し上げます。いつも応援いただきありがとうございました。
「HEARが終わるその日までは、HEARがどんなことになっても投稿し続ける」
配信プラットフォーム拡大時にそんな宣言をしましたが、無事、最後まで走りきることができました。「あなた」のおかげです。
HEARは終わってしまいますが、私のラジオもシナリオ部も終わりませんので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。
別にチャンネル登録はしなくて良いですが、これからも時折私のチャンネルに、ラジオを聴きに遊びに来てくださると嬉しいです。
私の個人的な振り返りをここまで読んでくださったマニアックな「あなた」なら、来てくれると信じています笑
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