もしかしたら、同じように困ってこの記事にたどり着く人もいらっしゃるかもしれないので、結論から書きます。
おそらくDaVinci Resolveをお使いだと思いますので、レンダー時の設定で「Render without timecode」にチェックを入れてください。

チェック項目がない場合は、最新のDaVinci Resolveにアップデートしてください。
(左上の「DaVinci Resolve」からアップデートの確認ができます)
というわけで経緯から話そう
ひとまず、彷徨いに彷徨ってこんなブログまでたどり着いた難民の方は救えたと思うので、細かい話をしていきたいと思います。
いきなり宣伝みたいになってしまいますが、私の所属するシナリオ制作チーム「ACTシナリオ部」にて、2025/4/2から「よむCAST」というYouTubeチャンネルの運営を始めました。
なぜ始めたのかは、公式サイトに掲載のこちらの記事で。
そんなわけで、順次ショート動画を作っては投稿していっているところなのですが、その際にめちゃくちゃ苦戦した、というのが今回のお話。まさか、動画編集以上にアップロードで苦戦させられるとは思いませんでした。
サムネイルはモバイルアプリからしか設定できない謎仕様
まず最初の苦戦ポイントはこちら。
私は普段、動画編集をDaVinci Resolveというフリーソフトを使ってPCから行っているため、当然ながら完成した動画ファイルもPC上に保存されます。
ですので、自然な流れとしてアップロード作業もPCから行うことになるのですが、そこにひとつ壁がありました。
なんと、YouTubeショートは、PCからだとサムネイルの設定ができないのです。
実際、管理画面である「YouTube Studio」に入ると、

このように、「YouTube モバイルアプリでサムネイルを変更できます」と表示されて、サムネイルの変更ができないようになっています。
はっきり言って謎仕様です。まあ、謎も何もモバイルアプリを使わせたいだけなのだと思いますが、私のようにPCを作業のメインとしているユーザからすると迷惑以外の何ものでもない仕様です。
このせいで私は、動画をアップロードした後にわざわざスマホを開き、YouTubeのスマホアプリからサムネイル変更作業を行う羽目になりました。
それくらいいいじゃない、と思うかもしれませんが、私はXなどのSNSすら基本はPCから操作し、スマホからは触らないタイプの「PC大好きマン」(古いタイプの人間とも言う)なので、スマホアプリでしかできないと言われるとげんなりしてしまうのです。
もっと言えば、絶対技術的にはできるはずなのに、わざわざYouTubeの都合で一手間かけさせられているという事実に、ちょっともやっとしてしまう部分もありますね。
ともかくそんなわけで、私は急ぎスマホのYouTubeアプリから「よむCAST」のアカウントでログインし、編集画面に入りました。
「動画をプレビューできません」の罠
そこで陥ったのが今日の本題です。
スマホのYouTubeアプリで編集画面に入り、動画を選択してサムネイルを変更しようとすると、こんなエラー文言が表示されました。

YouTubeアプリでは、動画の内容を読み込んで好きな場面をサムネイルとして設定できる仕様なのですが、要はその読み込みに失敗しているよ、というエラーです。
読み込めないので、当然サムネイルは変更できません。私は心の内で叫びました!
「アプリからもできないやんけ!!!!」(関東育ち渾身のエセ関西弁)
首を捻りながら、仕方がないので物は試しに、動画ファイルそのものをスマホに移して、アップロードの部分からスマホでやってみようとしました。
すると、
「動画をプレビューできません」
なんと、動画を選択した時点で同じエラーが表示され、アップロードすらできませんでした。
正直なところ、スマホで色々やらされている時点でストレスを感じていたので、立て続けのエラーにイライラが募ります。が、私もエンジニアの端くれ。エラーが出たら調べて解決せずにはいられません。
そこから調査のため、Webの海に飛び込みました。
タイムコードが原因だった
調査の結果、どうやら原因は、動画内に付与されている「タイムコード」という属性のようです。
このタイムコード、私が使っているDaVinci Resolveで編集を行うと付与されてしまうようで、私も正確には理解できなかったのでざっくり理解ですが、「今何分何秒やよ~」という情報が動画に付与されてしまう、と思っておけばいいでしょう。
DaVinci Resolveでの編集時はまず「タイムライン」という箱を用意し、その中に素材を入れて編集するので、その際に時間情報として付与される、ということなのかなと思いました。
なんにせよ、この「タイムコード」という特殊な属性が原因で、PCでは問題ありませんが、YouTubeアプリでは問題が出てしまう模様。これを何とかしなければ、YouTubeアプリで動画を読み込めず、サムネイル編集ができないということが分かりました。
これを取り除くための調査が再び始まります。
DaVinci Resolveに困らされ、DaVinci Resolveに救われる
調べた限り、同様の事象で困っている人は多々いるようでした。
一番それっぽいなと思ったのは、コマンドにてタイムコードを除去するツールを公開している人の記事でしたが、個人開発のツール系は何があるか分からないので極力使いたくありません。
(裏で意図しない動作をする=ウイルスの可能性もゼロではないので皆さんもなるべく避けましょう)
その後も色々調べますが、効果的な回答は得られず……もうサムネイル編集は諦めようか、と思いながら、最後のあがきでDaVinci Resolveを最新版にしたところ、奇跡が起きました。
「新機能が追加されてる!!!!」
そう、それが冒頭の「Render without timecode」のチェックです。
私はそれまで、DaVinci Resolve 19.0.2か19.0.3あたりを使っていたと思うのですが、これを19.1.4にアップデートしたところ、この機能が追加されていました。
もしかすると、同様の困った声がBlackmagic Design(DaVinci Resolve開発元)に届いていたのかもしれません。私は速やかに編集済み動画をタイムラインに入れ、「Render without timecode」のチェックを入れてレンダーし直しました。
結果は見事解決。ありがとうBlackmagic Design!ありがとうDaVinci Resolve!
……とはいえ、元はと言えばDaVinci Resolveのタイムコード属性のせいで困っていたのでマッチポンプな感じもしますけれど笑
大元はYouTube君がPCでショート動画のサムネイルを変更させてくれないからなので、DaVinci Resolve君は許してあげようと思います。解決策をくれましたしね。
てなわけで、もし同様の事象でお困りの方は、DaVinci Resolveのバージョンをアップデートの上、レンダーし直してみてください。
多くの方が救われますことを。
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