集英社が贈る新ライトノベルレーベル"ダッシュエックス文庫"まとめ

どうもこんばんは、僕です。
今日は昨日書き損ねた記事に再挑戦。集英社が新たに創刊するライトノベルの新レーベル「ダッシュエックス文庫」についてのまとめ記事を書いてみたいと思います。
昨日の悲劇を繰り返さない対策も万全!「タブの固定※」を行うことによって、誤操作によるタブの消去を防ぎました。停電でも起きない限りこれで大丈夫。安心して書きたいと思います。
 


※「タブの固定」とは
Google Chromeの機能の一つ。タブを右クリックして「タブを固定」を選ぶことにより、ブラウザを開くたびに自動でそのタブが開くように設定することができる。タブを消すための「×」もなくなるので、誤ってクリックし、タブを消してしまうことがなくなる。解除したいときは、同様に右クリックから「タブの固定を解除」を選べばよい。


ではでは、参りましょう。
 

まずは基本、「ライトノベル」とは

そもそも皆さんは、「ライトノベル」が何なのかということをご存知でしょうか。
……まあおそらく、このブログを習慣的に読んでくれている方でもなければ、ご存知だからこそこの記事にたどり着いたのではないかと思います。
ただ、中には何かの間違いでこの記事に到達した方もいるかもしれませんよね。ということで、念のため、「ライトノベル」とは何かということを説明しておこうと思います。そのほうが、より幅広い方に理解してもらいやすい記事になると思いますしね。
すでに重々理解されているという方は、この項は飛ばしてくださって構いません。そういうことで、よろしくお願いします。
さて、では「ライトノベルとは何か」ということですが、実はライトノベルには、明確な定義が存在しません。
そのため、一言で「こういうものだ」と断言することはできないのですが、僕が考えるに、おそらく一般的には以下のようなものがライトノベルと呼ばれるものです。
 

  • 表紙や挿絵に漫画・アニメ調の可愛いイラストが用いられている
  • 主人公は高校生またはそれ以下の年齢に設定されている(主な読者として想定している中高生、および20代程度の若者が感情移入しやすいようにするため)
  • 美少女ヒロインやイケメンが登場する。あるいは、美少女・イケメン自身が主人公である
  • 改行が多用され、また、ページあたりの文字量が少ないので、空白が多い(文字で詰まっていない)=軽く(light)読める小説(novel)
  • 文庫サイズ(A6)である

重ねて言いますがこれは定義ではないので、この条件から外れたものもあるとは思います。が、大体はこんな感じですね。ご理解いただけましたでしょうか。
また、完全ではないと思いますが、実はもっと単純に「ライトノベル」かどうかを判断する方法があります。それは、「どこの出版社から出ているか」を見る方法。
というのも、現在、一般に「ライトノベル」と呼ばれる本は、特定の会社の特定のレーベルとして刊行されていることがほとんどだからです。
例を挙げますと、KADOKAWA/アスキー・メディアワークスが発行している「電撃文庫」、KADOKAWA/メディアファクトリーが発行している「MF文庫J」、富士見書房が発行している「富士見ファンタジア文庫」などが、いわゆる「ライトノベルレーベル」ですね。
これ以外にもありますので、知りたい方はWikipediaのこちらのページを参照してください。参考になると思います。
そして、もうおわかりかと思いますが、これから紹介する「ダッシュエックス文庫」も、そうしたライトノベルレーベルのひとつです。
 

ダッシュエックス文庫について

お待たせしました。それでは本題、ダッシュエックス文庫について触れていきましょう。
ダッシュエックス文庫は、前述のとおり「週刊少年ジャンプ」でおなじみの集英社が創刊する新ライトノベルレーベルです。集英社にはすでに「スーパーダッシュ文庫」というライトノベルレーベルが存在しますが、それに加えて、ということになります。というより、「ダッシュエックス文庫」のほうをメインのレーベルにするんだとか。
なぜ新しく作ったのかというと、今やライトノベルも作品数・レーベル数とともに数が増えており、頭打ち感が生まれているので、「ライトノベルの新たなライトユーザーを開拓したい」からだそうです。
※参照記事:「集英社 : 新たなラノベレーベル「ダッシュエックス文庫」創刊 ライトユーザー開拓目指す」朝日新聞デジタル,2014.8.15
……が、正直そんな話よりも、新しいライトノベルレーベルが生まれると聞いて皆さんが気になるのは「どんな作品があるのか」ですよね。
ということでこの記事では、
 

  • 作品タイトル
  • 作者名、イラストレーター名
  • 概要(公式ページに載っているあらすじをさらに要約したもの)
  • ふぁいんさんの注目ポイント

の4点を示すかたちで、「ダッシュエックス文庫」創刊第1弾のラインナップをご紹介したいと思います。
なお、それぞれの作品タイトルを、公式サイトの作品ページへのリンクにしておきますので、気になる作品があれば公式サイトでより詳しくチェックしてみてくださいね。
ではでは、紹介スタート!
 

作品ラインナップ

『はてな☆イリュージョン』
作:松 智洋(『迷い猫オーバーラン!』など)
絵:矢吹健太朗(『To Loveる』など)
――概要――
東京で「美貌の女怪盗」が巷を騒がせている頃、中学1年生の不知火 真(しらぬい まこと)は奇術師に憧れ、知り合いの奇術師に弟子入りするため上京する。そこで、奇術師の娘であり幼馴染でもある星里 果菜(ほしさと かな、通称「はてな」)に再会するのだが、実は果菜こそ、噂の怪盗、「怪盗ハテナ」であった。
[ふぁいんさんの注目ポイント]
ヒロインが「怪盗ハテナ」として「遺失魔法道具」を収集する、というこの作品。僕はなんとなく、昔アニメで観ていた『神風怪盗ジャンヌ』(作:種村有菜)を思い出しました。
そんなこの作品で注目したいのは、「ヒロイン・果菜の活躍ぷり」と、男子中高生のえろい……もとい、強い味方、「矢吹先生の可愛いイラスト」ですね。かっこかわいい活躍ぶりと、魅力あふれる矢吹先生のイラストが融合した作品であることを期待したいです。
『クロニクル・レギオン』
作:丈月 城(『カンピオーネ!』など)
絵:BUNBUN(『ニーナとうさぎと魔法の戦車』など)
――概要――
20世紀末の「皇国日本」は、古代ローマ帝国より蘇った「英雄カエサル」ことガイウス・ユリウス・カエサルの操る有翼巨人兵軍「レギオン」の力によって支配されていた。日本の皇女・藤宮 志緒理(ふじのみや しおり)は、そんな支配から脱し、自らが日本の覇者となるべく、カエサルと同じ「復活者」で「レギオン」を招集可能な高校生・橘 征継(たちばな まさつぐ)と共に動き始める。
[ふぁいんさんの注目ポイント]
有翼巨人兵軍「レギオン」を大きなカギとするバトルファンタジーものだと思われるこの作品。「レギオン」の正体は、詳しくは不明ですが、ロボ的なものだと思います。僕はこれまたなんとなくですが、『アスラクライン』(作:三雲岳斗)を思い出しましたね。
そんなこの作品で注目したいのは、「飛び交う知略・謀略」です。国同士の戦争みたいなものですから、当然そこには戦略的やりとりがあると思うので、読んでいてわくわくするような、そして驚くような策略があることを期待したいと思います。
『ファング・オブ・アンダードッグ』
作:アサウラ(『ベン・ト―』など)
絵:晩杯あきら
――概要――
かつて国を滅ぼした技術・「陣」。漢字を体内に入れて組み合わせることで力を発揮するその技を使う者を「陣士」と呼ぶが、人々はその存在を警戒し、暗殺対象としていた。だが、そんな「陣士」をあえて目指す少年・アルク。すべては、最強の剣士たる兄と決別するため、そして、相方と共に勝利を掴むためであった。
[ふぁいんさんの注目ポイント]
和風バトルアクションものらしいこの作品。漢字を使った異能、というのはなんとなくありがちな感じですが、そんななかでどう個性を出して描いてくるのか、そこが楽しみだなあと思いました。ただ、この作品において僕が注目したのは、残念ながらストーリーではありません。僕の注目点は、キャラクターのひとりである「和服の獣耳美少女・ユニ」です。というのも、見た瞬間に「あ、この子可愛い」と思っちゃったんですよね。そんなわけで僕としては、ユニちゃんの活躍を期待したいです。
『神鎧猟機ブリガンド』
作:榊 一郎(『神曲奏界ポリフォニカ』など)
絵:柴野櫂人(『ベン・ト―』など)
――概要――
実態無き力の塊「悪魔」が実体化するという奇病「悪魔憑き症候群」の患者である若槻 紫織(わかつき しおり)は収容所で暮らしていた。そんなある日、同じ「悪魔憑き症候群」の患者であり「悪魔喰い」の特殊能力を持つ斯波 連志郎(しば れんしろう)と出会う。連志郎は悪魔を狩ることのできる鎧「ブリガンド」を操るが、果たして彼は悪魔を倒す英雄なのだろうか。それとも……
[ふぁいんさんの注目ポイント]
公式ページに「ダークヒーローアクション」と書かれていたので、主人公が必ずしも良いものとは言い切れない人物なのでしょう。単に「正義」で「ヒーロー」な主人公も良いですが、闇を抱えた主人公というのも僕は好きです。
そんなこの作品の注目ポイントは「悪魔憑き症候群の謎。ブリガンドの謎」ですね。もちろん、アクションも楽しみにしたいところですが、そうした謎が気になります。一体、悪魔憑き症候群とはなんなのか。そして、特殊能力「悪魔喰い」とはなんなのか。徐々に明かされていくだろうその謎の先に、驚くべき真実があったりすると最高ですが、はてさて。
『放課後アポカリプス』
作:杉井 光(『神様のメモ帳』など)
絵:るろお(『機巧少女は傷つかない』など)
――概要――
毎週水曜日に来襲する敵・「天使」を倒す『ゲーム』に巻き込まれた主人公・藍沢 緋色(あいざわ ひいろ)は、突如として1年B組の「司令官」となる。異常に強力な肉体、そして与えられた破壊兵器を駆使して相手を全滅させなければ日常には戻れないが、果たして。
[ふぁいんさんの注目ポイント]
公式ページであらすじを見た瞬間に『GANTZ』(作:奥 浩哉)を思い浮かべました。正直言って、思い浮かべずにはいられなかったです。おそらく、いかに「天使」を倒すか、その戦略を楽しむ作品でしょう。
さて、そんななかで僕が注目したいのは、「武器×少女」という点。強力な破壊兵器を用いて美少女が戦う様子が格好良く描かれていれば、それは十分な魅力だろうと思います。個人的にはそういうのが見たいです。
『文句の付けようがないラブコメ』
作:鈴木大輔(『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』など)
絵:肋兵器(『神さまのいない日曜日』など)
――概要――
"千年生きる神"を自称する白髪赤眼美少女・神鳴沢セカイに生贄として捧げられた桐島ユウキは、緊張のあまり、セカイにプロポーズしてしまう。そんな二人の、どこまでも純粋な愛の喜劇。
[ふぁいんさんの注目ポイント]
いきなり結婚を申し込むという突飛な行動を主人公がとるあたりは実にライトノベルらしい作品だなあと思いました。どんな話なのかは本当に少ししか分かりませんが、僕の直感が、女の子が可愛い作品だろうことを告げています。そんなわけで、この作品の注目ポイントはずばり「女子」。キャラクター紹介を読んだだけですが、僕のイチオシは「兄との結婚を本気で考えているブラコンロリ妹・桐島ハルコ」です。ライトノベルでは、こういうブラコン妹はもはやありがちですが、それでも僕はブラコン妹が好きなんですよ。
『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』
作:野村美月(『"文学少女"』シリーズなど)
絵:河下水希(『いちご100%』など)
――概要――
とある事件から、二度と恋愛をしないと決めていた向井 弘凪(むかい ひろなぎ)は、ある日親友の相羽 遥平(あいば ようへい)から「彼女ができた」と聞かされる。最初はそれを喜んでいた弘凪だったが、やがてその親友の彼女に惹かれていくことになる。
[ふぁいんさんの注目ポイント]
なんとなく、ライトノベルというよりは純文学的な雰囲気を感じる作品です。他の6作品と比べると、現実離れした要素が少なく、純粋な恋愛ものといった感じ。三角関係に悩む主人公の心情などを楽しむ作品なのではないかと思います。「心を読んで楽しむ」という面では、やや『とらドラ!』(作:竹宮ゆゆこ)っぽい雰囲気なのかなと予想。
そんなこの作品で僕が注目したのは、作品の内容ではなく、「女性×女性で作る作品である」という点。作者の野村さんもイラストの河下さんも女性なので、女性ならではの色が出る作品になるんじゃないかと期待しています。
 

あと考えるべきは「何を買うか」

いかがだったでしょうか。我ながら結構頑張ってまとめましたが、分かりやすいと思っていただければ幸いです。
このラインナップを見てどう感じたかは人それぞれですが、それぞれ個性のある作品ですから、おそらくこのうちのどれかは欲しくなったのではありませんか?
僕としては、特に気になったのは3作品。『はてな☆イリュージョン』『文句の付けようがないラブコメ』『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』です。
僕は基本的に、アクションというよりは愛とか恋とかが好きなんですよね。ゆえに、『文句の付けようがないラブコメ』と『親友の彼女を好きになった向井弘凪の、罪と罰。』はすぐ惹かれました。読みたいなあと。
『はてな☆イリュージョン』に関しては、正直言って矢吹先生の挿絵が見たいというのが大きい。俗に言う「イラスト買い」的な欲しさです。
だって、矢吹先生の書く女の子って可愛いんだもん。しょうがないよね()
さあ、皆さんが気になったのはどれでしょう?良ければコメント欄にて教えてください。
ちなみに、公式サイトをチェックしてもらえば分かりますが、実は第1弾ラインナップとして、今回紹介した7作品以外に2作品が存在します。
今までは「スーパーダッシュ文庫」から刊行されていた『六花の勇者』という作品が移籍してダッシュエックス文庫から刊行されるのが1つ。そして、『テラフォーマーズ THE OUTER MISSION I スカベンジャーズ』という、漫画のノベライズが刊行されるのが1つです。
というわけで、実は最初の選択肢は9択なわけですね。どれを買うかはあなた次第です!
 

最後に重要な情報をば

では、長くなったので、そろそろ終わりましょう。最後に2つ、重要な情報をお知らせして終了したいと思います。
まずは、発売日。
ダッシュエックス文庫の創刊・発売は11月21日(金)です。買おうと決めた作品がある人は、この日に書店に走ってください。万一置いていないことも考えて、できるだけ大きな書店にね。
そして、値段。
僕が調べた限りでは、ダッシュエックス文庫の作品の定価がいくらなのかが分からなかったのですが、同じ集英社のスーパーダッシュ文庫作品の値段やライトノベルの相場を考えて、おそらくは600円前後だと思います。
たくさん欲しい作品があった方は、お金をためておいたほうがいいと思いますよ。
……なんか宣伝っぽくなっちゃったな(笑)
一応、……本当に念のためですが言っておきますと、別に僕は集英社の手先でも何でもなく、単に物書きとしてこういう情報を押さえておきたかったというだけですので変な誤解をなさらぬよう。
とにかく、買いたい人の役に立てば幸いに思います。
ではでは、ふぁいんでした。さすがに疲れたよ(笑)

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