selector WIXOSS

どうもこんばんは、僕です。
今回は、今日という休日を丸々使って観たアニメの話。
地震で我が国が大変な今、こんなのんびりとした記事を書くことに若干の罪悪感を覚えつつ、とはいえこんなことを自粛しても熊本や大分の方々が楽になるわけでもないので書かせていただきます。
ただ、今回の記事はネタバレを含みますので、2年くらい前に放送されたアニメとはいえ、これから観るつもりの方はご注意願います。さらりとした感想文になる予定ではありますが、物語の核心は明記してしまいますので。
それでもお付き合いいただける読者の皆様のみ読んでくださいね。
 

唐突にこのアニメを観た理由

2年前くらいに放送されたアニメ、と書きましたが、どうしてそんな作品を観る気になったのか。
まずはそこからお話してみましょう。
とはいえ、別に大した理由があるわけでもないのですが、なんというか今、僕の中でアニメ熱がちょっとだけ燃えてましてね。数日前になぜかふと、『とある魔術の禁書目録』の「一方通行さんが上条さんにボコられる話」を見返したくなって、dアニメストアで視聴したのがきっかけで火が点きました(笑)
単純に、「アニメってやっぱり面白いなあ」と思って。それで休日の今日、『selector WIXOSS』を観ることにしたというわけですよ。
……え? 「WIXOSSを選んだ理由の説明になってない」って?(唐突な自問自答)
ではお答えしますと、釘宮理恵が出ているからです。そして、昔このアニメをおすすめされて、いつか観る的なことを言った記憶があったからです。
It's simple!
でも、アニメを選ぶ基準なんてそんなもんです。そもそも僕にとって「釘宮理恵の出演作品」という理由は、それだけで120%の理由になるのですから、そのうえおすすめされたとあっては観ないほうが難しいというものですよ!!
(以上、視聴までに2年かかったという事実を差し置いて力説するふぁいん氏でした)
 

第一印象「まどマギっぽい雰囲気」

というわけで「selector WIXOSS」を視聴対象に選んだ僕なのですが、結果から言うと期待通り面白い作品でした。観たことのない方のためにざっくりあらすじを書くと、
 

女子中高生の間で流行中のカードゲーム「WIXOSS」。モデルや芸能人などもこぞって「WIXOSS」をやっていることを公言するほど人気のゲームなのだが、その裏には、「選択者(セレクター)」と呼ばれる特定のプレイヤーを探す意図が隠されていた。
「選択者」の証は「ルリグ」と呼ばれる"意思を持ったカード"を所持し、その声が聴こえる女子であること。「選択者」同士でカードバトルを行い、勝ち続け、条件を満たした者は「夢限少女」となって、自身の願いを叶えることができる。ゆえに少女たちは、様々な願いを胸に、バトルに挑んでいく。

ってな感じ。
願いを叶える、が目的のため、それぞれの事情と欲望が渦巻く作品となっております。なんとなく僕は、あの色々話題となった『魔法少女まどか☆マギカ』と似た雰囲気を感じました。
女の子だけ、とか。「夢限少女」とかね。
そして一番似ていると思ったのは、ダークな設定。
 

  • 勝ち続ければ「夢限少女」となり願いを叶えられるが、逆に3回負けると「願いがマイナスになる」(富を願った者は貧困にあえぐ、ピアノの上達を願った者はピアノか、ピアノを弾くことのできる肉体を失う等)
  • 勝ち続けて「夢限少女」になっても、「選択者」本人は願いを叶えられない。「ルリグ」が「選択者」と入れ替わり、「選択者」(人間)となって願いを叶える。「選択者」は「ルリグ」となってカードに閉じ込められ、誰かの願いを叶えるまで出られない

勝っても地獄、負けても地獄。誰も幸せにならない極悪ルール。苦手な方もいると思いますが、正直、僕はこういうの、好みです。バッドエンドもそれはそれで好きなんですよ。考えさせられるバッドエンドは大好物。というわけで、このアニメもそういう風に、どろどろもやもやする感じで終わるのかなあと思ったのですが……。
しかし、終わってみれば綺麗に終わりました。ですのでハッピーエンド派のあなたも安心してください。もちろん僕は綺麗な終わり方も好きですので、それはそれで満足しています。
ただ、最後の最後で釘宮さん演じるウリスという「ルリグ」が、結構ザコっぽくやられてしまったのがちょっとだけ不満ですけどね。悪役なら悪役らしく、もっとこう、良い散り方があったんじゃないかなあって、そんな気がします。
それじゃ、記事が長くなるのを承知で「ウリス」の話もしましょうか。この僕の書く記事ですからね。釘宮キャラは外せないですよね!
 

歪んだ子・ウリス

ウリスは、一言で言うと「壊す」ことが好きな子です。
最初は虫などを殺していたようですが、徐々にエスカレート。詳しくは語られていませんが、曰く「やりすぎた」そうで、善人の皮を被って生活することを余儀なくされ、不満をためていたという子です。つまり、「歪みまくったすっごい悪い奴」なわけですね。
そんな彼女は、「WIXOSS」と出会い、「選択者」としての戦いの中でならどんなに相手を壊しても咎められないことに快楽を覚えます。そして、それが永遠に続くことを願い、自ら「ルリグ」になることを願うのです。そして、人間→ルリグ→人間→ルリグ……というように、ずっと戦いの中で生きることを望みます。
言わば、分かりやすい「悪」。
それがウリスなわけですが、さて、みなさん。
そんな彼女とくぎゅボイスが合わさるとどうなると思います?
――そう! 残虐に責めていただけるというわけですね!! ありがとうございます!! ありがとうございます!!!!
……いやいや引かないでくださいよ。それは今さらってものですよ。釘宮理恵に魅せられた人は大体こんな感じです、これが釘宮ファンとしては普通なんです(※個人の意見です)
とはいえまあ、ここまで大仰に感謝するのは半分ネタですが、悪役もまた素晴らしいというのは間違いありません。歪んだ子も好きなもので、にやりとしたのも事実です。
あと、ウリスはビジュアルも良いんですよね。白髪ショート、なんか頭に巻いてる感じ、服装……もう見た目に関しては文章で説明するより見たほうが早いので、検索かけてみてください。可愛いっすよ!
 

結局カードゲームのルールはよく分からなかった

アニメを観ると原作が欲しくなる僕。「とあるシリーズ」も今買おうか迷っているところなのですが、WIXOSSの場合はカードを買おうか揺らいでいます。
別にカードバトルをしたいという気持ちはこれっぽっちもないのですが、単純に所有欲を刺激されていますね。いや、さすがに買わないとは思いますよ? いや、うん、さすがに、多分。繭(当アニメにおけるラスボス)みたいにぼっちプレイをするのもどうかなあと思いますし。
とにかく、そうやって実際にカードに触れたくなるくらい面白いアニメでした。
ウリスの話ばっかりでしたが、個人的には「エルドラ」というルリグも好きですね。というよりまあ、演じていた新井里美さんが好きなんですけどね。『とある』を観た後衝動的に「ジャッジメントですの!」を聞きまくった後でしたし(超電磁砲も何話か観た人)
あの人すごいですよね、ほんと。声の感じもあって、独特の味のあるキャラにしてしまうというか。
とまあそんな感じで、たまには釘宮さん以外も好きなことをアピールしたところで、この辺で終わりにしましょうか。
また何かアニメを観たら書きたいと思います。おすすめがあればぜひ。
 

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