書くことの面白さを求めて

文章力が落ちています。
文章力が落ちたと感じています。
だから、書こうと思いました。
今回は、そういう単純な話をします。
 

昔の話:日記を毎日書いていた

どうもこんばんは、ふぁいんです。
唐突ですが、皆さんは「GREE」というSNSをご存知でしょうか。
もしかすると以前どこかで書いたかもしれませんが、僕はかつて、「GREE」に登録していました。
いえ、厳密には今もアカウントはあるはずですがまあそれは置いておいて。
「GREE」には、「日記」という機能がありました。今もあるかもしれません。それは、要はこういうブログみたいなもので、文字数に制限はあったように記憶していますが、とにかく文章を書ける機能でした。それなりの長文を書ける機能です。
僕は、それが大好きでした。そこには、「文章を書く楽しみ」と「コメント欄で友人とコミュニケーションをする楽しみ」、そして「人の文章を読む楽しみ」があって、顔も本名も知らないけれどとにかく「面白い」友人が何人もできました。
「リアクション」の楽しみを知ったのはGREEが初めてだったと言えるでしょう。ユーモアのある切り返しに笑い、僕自身もなんとか面白いリアクションをしようと頭を使った記憶があります。
「キャラ」も作りました。いえ、作ったというよりも、それが「楽だった」のでそうなったと言ったほうがしっくりくるような気がします。僕は「女性を大切にし、丁寧語でしゃべる」という「紳士属性」をFINEに付与しました。それはFINEというキャラの始まりであり、今思えば、自分自身の根底の発見だったと思います。「FINE」という人物をネット上に形成させるために自分の中を探ったら、「女性を大切にしたい」だとか「品をなくさない」だとか、そういう材料が見つかったのです。
その証拠に「FINE」はその後、僕の中の「女の子可愛い」、「ニーソは正義」、「上の子性質」といった様々な材料も吸収し、「変態紳士」、「へんたいおにいちゃん」になっていき、それとともにどんどん現実の「僕」へと近づいて、ほとんどネットと現実の差がなくなった今のかたちになっています。結局、どうしたって「僕」からは「僕」が表れるのです。
……昔を思い出していたらいつの間にか本来書きたいことからずれてきてしまいました。強引に戻します。
とにかくそんな紳士なFINEは、特に高校1年、2年の間は、GREEを、「日記」を楽しんでいました。
驚異的なのは、毎日日記を書いていたということです。確か半角で10000文字とか8000文字とかが日記の上限だったと思うのですが(つまり全角で4000~5000字)、それを毎日、ほぼ上限いっぱいに書いていました。文字が入りきらなくて試行錯誤した記憶も多々あります。
4000字を毎日ですよ?今思うと本当に驚くべきことです。その長さにではありません。ネタの量にです。どうしてそんな毎日毎日書くことがあったのか、それが不思議でなりません。
ただ、ひとつ言えることは、だからこそその頃は、特に「文章力が伸びていた」ということです。
 

今の話:動画漬けの日々

しかし現在、そんな毎日が嘘のように、残念ながら文章を書けていません。
原因は色々あると思いますが、大きいのは「動画を見る習慣がついたこと」だと思います。
現在、僕は毎日数人の動画をYouTubeで見ています。仕事の日でも夜に30分~1時間、休みの日になるとほぼずっと、動画を見ています。大学時代はニコニコ動画も合わせて見ていましたが、ニコニコで主に見ていた実況動画は1本の長さが30分程度と長いので、社会人になって睡眠時間をある程度は確保しようと思い始めたのと同時に、自然と見なくなりました。アップロードされた動画の本数によっては、3、4時間とられることも珍しくなかったためです。
動画は楽です。再生ボタンを押せばあとはぼーっと眺めているだけで面白い。何も考えなくていいのです。ただ、画面の向こうの発信者が与えてくれる情報を享受しているだけでいい。だからこそ、僕はその楽な道を進んでしまいました。そして気が付けば、その「楽さ」のせいで、それ以外のことをあまりしなくなってしまいました。
世の中の人々全てにとって動画が悪とは言いませんが、少なくとも動画を見すぎている、動画に時間を費やしすぎている今の僕には悪です。これは一種の堕落だと自覚しています。
 

ポイントは楽しいこと

そんな堕落した僕は、文章を書く頻度が減ったことから、冒頭に書いたように、必然的に文章が書けなくなってきています。
文章を書く能力が衰えていると気づくレベルですから、おそらくそれなりに落ちていることでしょう。現に今も、ここまでの文章に若干の違和感があります。ただ、今の僕にはこれ以上の修正ができないのです。そのレベルまできました。
単刀直入に言って、僕はそれが嫌です。なぜなら、文章を書くことは僕にとって今も大切だからです。
だから僕は、やってみることにしました。
大切なものをなくさないために、毎日文章を書いてみることにしました。毎日せっせと日記を書いていたあの時代のようにです。
そのために必要なのは「楽しさ」です。楽しくなければ毎日は書けません。だから、書いていて面白い文章を書きたいと思います。
「このブログを毎日更新する」ではなく「文章を毎日書く」なので、必ずしもここで書くとは限りません。ずっと心に引っかかっている途中の作品も2つありますので、そちらを書くこともあるでしょう。ただ、このブログの更新頻度が上がることは確かです。僕は、文章を公開する楽しさをすでに知っているからです。
長いときもあれば短いときもあるかと思いますが、もしご興味があれば、たまに覗きに来てください。そして良ければ、リアクションをください。その楽しみがまた、僕の筆を進めるでしょう。
以上です。
実は明日は、すでに1つ、今日書いたこととも共通するあることについて書きたいと思っていることがあるので、気が変わらなければそれについて書こうと思います。
ではまた明日。

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