見失ったものを取り戻す時間をください

8月から『迷へた②』を連載し始めて3ヶ月。
正直、今僕は、迷走しています。
どこを目指しているのかさっぱり見えないのです。一体僕は、何が書きたくてこれを書いているのかが分からない。
物語のかたちを見失ってしまいました。
よって、読者の皆様には申し訳ないのですが、ちょっとだけ、お休みをください。
『迷へた』、休載です。……悔しいですけどね。
正直言って、ここのところ、「及第点」の話しか書けていませんでした。
どこか納得しきれないものを抱えたまま、でも、「金曜更新だから」という義務感で、「まあギリギリ有り」な作品をアップロードし続けていました。
実は今週も、たった今まで、そんな話を書いていて……
でも、我慢できなくなったんです。これは、違うなって。
小説って、「書きたいもの」があってこそ書けるものだと思うんですよね。
今までは、確かにその「書きたいもの」があって、明確に見えていて、僕はそっちに向かって進むように言葉を紡いでおりました。
ただ、最近、それが見えないんです。想像できないんです。行き着く先が。
書こうと思えば、1話分くらいは書ける。1話分程度の先は見える。でも、大きな目で見たときの、「物語としての最終地点」が、僕には見えなくなってしまいました。だから、上手く進めない。どこを目指して書けばいいのかが分からない。
はっきり言ってこれは、困った事態です。
だから、お休みさせてください。
一度僕に、『迷へた』という作品を見つめ直させてください。
秋本遥君を中心としたみんなの人生を、ちゃんと考えさせてください。
堂々と、「僕が面白いと思えるもの」を皆さんにお届けできるように、時間をください。
……もしかすると、今まで書いた分も、削除して書き直すことになるかもしれません。
ただ、その場合は、必ず消したものより面白いものをお届けしますので、許してください。
よろしくお願いします。
僕はもう一度、『迷へた』を書くことを楽しみたいのです。
「金曜更新だから」ではなく、「書くのが楽しいから」という理由で『迷へた』を書きたいのです。
そのために、少しだけ待っていてください。
ふぁいんでした。

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