技術の進歩が速すぎてついていけていないことだけは分かった

どうもこんばんは、僕です。
今日は、読んだ本の紹介をしておこうと思います。
いつもはフィクションばかりの僕ですが、今回はノンフィクション。ジャンル的にこういうのってなんていえばいいんでしょう?ビジネス書かな。
『グーグル、アップルに負けない著作権法』(角川歴彦著,角川EPUB選書,2013)
という本を、一週間ほどかけて読みました。
それだけ時間がかかったのは、単純に知識不足で、知らない用語やらなんやらを調べながらだったので理解に時間がかかったというのが1つ。
もう1つは、この手の本は、面白くても絶対途中で眠くなってしまうので、度々寝てしまっていたからです。
僕、文書管理とかデジタルアーカイブとかを学んでいて、それプラス元々の本好きというのもあり、電子書籍についてちょっと調べていたんです。この本は、その関係で、電子書籍と著作権について分かるかなと思い、手に取ったのでした。
この本では、世界的に有名で巨大な企業となったApple、Google、Amazon、Facebook(あるいはMicrosoft?)の4社、通称「ギャング4」について触れながら、PC、スマホ、タブレット端末、テレビのこれまでとこれからについてが書かれていました。
iPhoneとiPadで人々の生活を変えたApple。情報の検索と広告戦術で大きくなったGoogle。Kindleで電子書籍市場を切り開いたAmazon。SNSで急成長したFacebook。
それぞれがそれぞれのやり方で大きくなっていった企業ですが、iOSとAndroidの争いから見ても分かるように、お互いにシェアを奪い合うようになり、やがて、自分たちの市場が、とても大きいけれどたった1つであることに気が付いたのでした。
……みたいな話とかが載っています。
何か、今のところ、特にGoogleとAppleに言えることですが、目指すところは同じみたいですよ。PC、スマホ、タブレット、テレビという4つのメディアをつないでいく方向に動いているらしいです。最近では、Chromecastなんかが分かりやすい例みたいですね。
しかもそれどころか、車や家、街さえも最終的にはデジタルによってつながるだろうと。
そんなことが書かれていました。
クラウドコンピューティングが実現した今、それは本当に、もうあと数年後の話なのかもしれませんね。
そんななかで、電子書籍や著作権の話ももちろん載っていて、法律の内容にも触れていますが、多分、比較的分かりやすく書かれていたと思います。まあそれでも僕のそんなに優秀でない脳みそでは完全な理解はできなかったんですけどね。
とにかくそれでも伝わってきたのは、現行の著作権法が時代に合っていないということ。
今や、デジタル技術やインターネットの普及で、誰しもがクリエイターになり得る時代となっているにも関わらず、そういう面での法整備が追いついていないのだそうです。
デジタル時代に合った「デジタル著作権法」を新たにつくるべきだという話もありました。
そうしなければ、日本企業はアメリカの「ギャング4」に侵略されるだけで、戦うことすらできないみたいですね。なぜなら、現行の著作権法では、複製の問題やらなんやら他にも色々あって、新しいものを生み出しにくい状況にあるから。
うむむ、って感じがしました。
これから先、技術大国であるはずの日本はどうなってしまうのか。アメリカに呑み込まれるまま、何も反撃できずにアメリカ企業の下につくのでしょうか。
日本人としては、日本企業に頑張ってもらいたい。そう思いました。
もちろん、著者であります角川会長をはじめとして、考えている人はたくさんいるんでしょうけどね。
僕は僕なりに、何かできるのだろうか……。
まあ、とにかく。
うまいこと説明できないので、新しい技術が好きだとか、著作権に興味があるだとか、そういう方々は一度、こちらの本を読んでみてはいかがでしょうか。
何か薄い感想しか書けてませんが、僕の中には確かに、この本から得たことが渦巻いてますので。
この本を読んで、頭の良い方は何か考えてください。僕と同じように、よく分からなかったIT素人みたいな人は、とりあえず受け止めて、自分の中でぐるぐるしてみましょう。
日々新しくなるデバイスをただなんとなく使うよりも、そっちのほうが面白そうですからね。
ではでは、なにやらまとまりのない文章になってしまいましたがこの辺で。
いやはやしかし、身の回り全てがつながるとなると、災害か何かでそれを失った時が怖いような気がしちゃいますね……。

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